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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
朝日新聞、時事通信、日刊工業新聞が共同で有料記事データベースを開始

「キジサク」のサイトイメージ
 朝日新聞社、時事通信社、日刊工業新聞社の3社は6日、3社のニュース記事などが検索できるビジネス向けの情報検索サービス「キジサク」を共同で4月1日から開始すると発表した。月額6,300円からと低料金に設定し、中小企業や個人事業者を主なターゲットとして提供する。

 キジサクは、朝日新聞、時事通信、日刊工業新聞が提供するニュース記事などを横断的に検索・閲覧できるサービス。基本料金内では、朝日新聞、週刊朝日、AERAのバックナンバーを含めた各記事や、時事通信社の一般ニュースと企業ニュース、日刊工業新聞の産業ニュースなど、約800万記事が利用可能。

 このほか、朝日新聞の「知恵蔵」「人物データベース」、時事通信社の「官公庁情報」「専門7誌情報」「アジアビジネス情報」などのデータベースがオプションサービスとして利用できる。また、6月にはダイヤモンド社の「週刊ダイヤモンド」、東洋経済新報社の「週刊東洋経済」「会社四季報」などのコンテンツが加わるほか、帝国データバンクの「企業概要」も参加予定となっている。

 料金プランは、月額6,300円の「ライトコース」と、月額15,750円の「ミドルコース」の2種類で、1契約で同時3ユーザーまで利用可能。利用料金は、基本記事の検索が1回あたり10.5円、本文の閲覧が52.5円~315円で、ライトコースには8,400円分の利用料、ミドルコースには31,500円分の利用料が含まれる。超過した分やオプションサービスについては別途課金される。

 このほか、顧客企業向けには、自社のリリース情報を掲載できるサービスも提供。リリース情報はWebから投稿でき、運営側で確認した後、キジサクのページに掲載される。

 朝日新聞社デジタルメディア本部長の田仲拓二氏は、「多くの企業から、もっと手頃な値段で記事データベースを使えないかという声をいただいていたおり、思い切った値段を提示した」と説明。低価格で提供することで、中小企業や個人事業者などへの利用を促進していくとして、「データベース市場に新たな刺激を与え、競争によりマーケットを拡大していきたい」とコメントした。


キジサクの料金設定。ライトコースは8,400円分、ミドルコースは31,500円分の利用料を含む (左から)時事通信社社長室長の栢森哲也氏、朝日新聞社デジタルメディア本部長の田仲拓二氏、日刊工業新聞社取締役業務局長の井水治博氏

関連情報

URL
  キジサク
  http://www.kijisaku.com/

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(三柳英樹)
2008/02/06 19:18
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