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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明

Google Mapsの「ストリートビュー」
 グーグルは5日、Google Mapsで開始した「ストリートビュー」機能に関する説明会を開催した。

 Google Mapsのストリートビュー機能は、道路上で撮影した360度のパノラマ写真を地図上で見ることができる機能。Google Mapsで「ストリートビュー」ボタンを押すと、対応地点ではストリートビューが見られる道路が青く縁取りされ、見たい地点を指定するとその場所の道路沿いの風景を見ることができる。

 写真はマウス操作で動かすことができ、建物を見上げる形での表示や拡大表示も可能。写真はグーグルが実際に道路を車で走行して撮影したもので、現時点では、札幌、小樽、函館、仙台、東京、埼玉、千葉、横浜、鎌倉、京都、大阪、神戸の12都市に対応している。


グーグルのスタッフが実際に走行して撮影、1つの都市をカバーするには3〜4カ月

グーグルの地図製品担当プロダクトマネージャー、河合敬一氏
 グーグルで地図製品担当のプロダクトマネージャーを務める河合敬一氏は、「日本での対応はまだかという声を多数いただいていた」として、今回のサービス開始を嬉しく思うとコメント。「これまでは衛星写真や航空写真など『上から』の画像を提供してきたが、ストリートビューでは反対に地上からの画像を提供することで、サービスの質がさらに高まったと思う」と語った。

 また、ストリートビューはサービス開始と同時に、APIの提供も行っている。河合氏は、既に2007年からサービスを開始している米国での例として、不動産サイトでの利用例を紹介し、様々なサイトでストリートビューを活用してほしいとした。

 現時点で、日本国内では12都市の対応となっているが、今後はさらに対応都市を拡大していくという。撮影にあたっては、「例えば桜がきれいな道は、その時期に撮影するような工夫をした」として、観光などの目的も考慮して作業を進めているとした。

 具体的なエリア拡大スケジュールについては明らかにしなかったが、撮影作業については「街の大きさにもよるが、だいたい1つの都市をカバーするのに3〜4カ月かかるというイメージ」だという。また、現在の対応地点を選定した理由については、「まずは都市部からと考えているが、梅雨の時期に入ってしまったため、西日本の方が少し後回しになってしまった」と説明した。

 既に撮影した地点の更新については、「まずはエリアを拡大する方向で進めているが、今後は画像の更新も考えている」として、「細い道でも、車が入れる限りはできるだけカバーして網羅性を高めていきたい」とした。

 また、現時点では基本的にPC上のWebブラウザでのみ動作確認を行っているが、今後はモバイルへの対応についても進めていきたいと語った。


ストリートビューに対応している地点は青く表示される 桜がきれいな道では、その時期に合わせて撮影するなどの対応を行っているという

プライバシーの問題については「ユーザーからの連絡を受けて対処」

ストリートビューの「不適切な画像を報告する」画面
 ストリートビューは現時点でも、大通りだけでなく細い道の画像も公開されており、利便性が高い反面、プライバシーの問題が懸念される。説明会の質疑応答でも、プライバシーに関する質問が相次いだ。

 河合氏は、画像の公開にあたっては「法律的に検討した結果、公道から撮影したものであれば、基本的には公開して構わないと考えている」と説明。また、不適切な画像については、ストリートビューのヘルプ画面に「不適切な画像を報告する」というリンクが用意されているため、ここからユーザーからの連絡を受けて対処を行うことで対応していきたいと述べた。

 撮影地点については、「撮影する道路は公道からに限っており、私道や敷地内に入っての撮影はしていない」と説明。また、映っている人の顔については自動認識によりぼかし処理を行っており、米国では車のナンバープレートなどについても一部処理を行っているが、日本では解像度の問題でほとんど識別できないと思われるため、現時点では顔以外には自動的な処理は行っていないとした。

 ただし、こうした処理が完全ではない場合もあるため、問題のある画像については報告してほしいと説明。また、報告用のページでは、プライバシーに関する画像として「人の顔」「ナンバープレート」「自宅」といった項目が設けられており、自宅の画像が公開されたくないという要望についても、メールのやりとりなどで確認が取れれば対処していくとした。

 一方、「インターネットに接続しておらず、どのような画像が公開されているかも確認できないような人への対応はどうするのか」という質問に対して河合氏は、「難しい問題だが、まずはユーザーに見ていただいて、その中で本人でなくとも、この画像にはプライバシーの問題があるのではないかといったことを、ユーザーに教えていただきたい」と回答。「公開にあたってどのような形がバランスとして最適であるかについては、今後も引き続き検討していく」と述べた。


関連情報

URL
  Google Maps
  http://maps.google.co.jp/

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(三柳英樹)
2008/08/05 18:52


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