【CEATEC JAPAN 2009】
シャープとヤフー、放送とネット連携の番組表機能などを紹介


「アンテナ機能」。ユーザーの好みにあう番組を電球アイコンで通知

 CEATEC JAPAN 2009のシャープブースでは、放送・インターネット連携のデモンストレーションをヤフーと共同で参考出展している。

 ヤフーでは、シャープの液晶テレビ「AQUOS」向けにインターネットサービス「Yahoo! JAPAN for AQUOS」を2008年5月から提供を開始済み。今回参考出展したのは、「Yahoo! JAPAN ID」と連携させて、インターネット経由でユーザーの好みにあった番組などを提示する「アンテナ機能」のほか、「番組わくわくメモ」と「CMすぐナビ」の3種類になる。

 「アンテナ機能」では、インターネット経由で取得した番組表をテレビ画面の右側に分割表示。ユーザーが事前登録した好みのジャンル情報をもとに、おすすめ番組を電球アイコンで通知する。また、他ユーザーが関心を持つ番組について、人型アイコンの大小で関心の度合いを伝える機能も備え、自分が知らない番組に対しての関心も促すという。このほか、番組表に表示する番組のうち、関連映像がある場合には、番組表から映像再生の操作も可能だ。

 「番組わくわくメモ」は、番組のメタ情報と組み合わせて、視聴中にメモ登録することで、場面に連動した商品やグルメ情報をインターネット経由で表示できる。番組に登場した商品をメモした場合、商品情報の詳細が確認可能なほか、関連情報として「Yahoo!ショッピング」や番組公式サイトへのリンクなども用意していた。また、「みんなのメモ」として、他ユーザーがメモした情報をランキング表示するコーナーも用意する。

 このほか「CMすぐナビ」は、テレビ放送されたCMに関する追加情報をインターネット経由で取得して、テレビ画面上で確認できるもの。プレゼント情報があるCMの場合には、「Yahoo! JAPAN ID」に登録した氏名や住所情報などを取得。これにより、文字入力をする必要なく、懸賞に応募することも可能だという。

 いずれも参考出展となるため、具体的な提供時期は未定。なお、「CMすぐナビ」に関してヤフーの説明員は、インターネットと連携させることでテレビCMの価値を向上できるほか、「利用者にとっても追加情報の提供で、テレビCMがより楽しく、便利なものになる」とした。


放送中の番組は、他人の関心の高い番組を色つき人型アイコンで表現する「番組わくわくメモ」では、番組に関連した商品情報などを取得できる他ユーザーの登録状況をランキング形式で紹介

「CMすぐナビ」ではCMの追加情報を確認可能追加情報の概要に加え、関連するWebサイトや動画も再生できる懸賞応募時には「Yahoo! JAPAN ID」と連携した氏名や住所の自動入力も可能という

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(村松 健至)
2009/10/6 20:33