NTTドコモ、「パケ・ホーダイ ダブル」の下限料金を月額490円に

FOMAハイスピードは上り速度を5.7Mbpsに高速化


 NTTドコモは28日、2009年度における顧客満足度の向上施策などを発表した。パケット定額サービスの新プラン、FOMAハイスピードの上り速度の高速化などを順次実施する。

 今回の発表では、「パケ・ホーダイ ダブル」と「Biz・ホーダイ ダブル」の料金改定、「定額データプラン」の新プラン、高速データ通信サービス「FOMAハイスピード」の上り速度高速化が発表された。

 パケット定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」と「Biz・ホーダイ ダブル」の料金改定は、5月1日に実施。現在、下限料金はどちらも月額1029円だが、料金改定後は月額490円からサービスを利用できる。

 上限料金やパケット通信料に変更はない。「パケ・ホーダイ ダブル」の場合は、iモード利用時の上限額が月額4410円、iモードフルブラウザ利用時の上限額が月額5985円、PCなどを利用した際の上限額が1万3650円。また、パケット料金は5985円までが1パケット0.084円、PCなどの利用で5985円を超えた場合は1パケット0.021円。

 PCなどを利用する際の「定額データプラン」では、7月1日に新プラン「定額データプラン スタンダード」を追加。料金は「定額データプラン スタンダード」が月額2735円~1万500円、「定額データプラン スタンダード バリュー」が月額2000円~9765円で、パケット料金は1パケット0.042円。

 また、2年契約を上限に月額料金を割り引く「定額データ スタンダード割」も用意。同割引適用時の料金は、「定額データプラン スタンダード」が月額1735円~6720円、「定額データプラン スタンダード バリュー」が月額1000円~5985円。

 新プランの利用には、対応するインターネット接続プロバイダーとの契約が必要。なお、新プランの提供に伴い、現行の「定額データプラン HIGH-SPEED バリュー」と「定額データプラン HIGH-SPEED」の新規受付を6月30日に終了する。

 下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsの「FOMAハイスピード」では、上り速度の高速化を6月をめどに実施。「HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)」技術の採用で、現行の最大384kbpsから5.7Mbpsに速度が向上する。

 5.7Mbpsの対応エリアは当初、東京23区内の主要駅周辺などを予定。なお、対応端末は今後発表するという。

 このほかNTTドコモでは、「ファミリー割引」や「オフィス割引」のグループ内でiモードメールの無料対象の拡大、フィルタリングサービスへの取り組み強化などの施策を発表した。


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(村松 健至)
2009/4/28 18:41