Google、検索結果の期間絞り込み機能、ワンダーホイール表示も


「検索ツール」で、検索結果を「最近の結果」に絞り込んだ例

 Googleのウェブ検索において日本時間の13日、検索結果の絞り込みなどを行える「検索ツール」機能が公開された。今のところ米国および日本のサイトで提供を開始しており、これらのサイトの利用者は順次利用できるようになる。

 検索結果ページの上部に表示される「検索ツールを表示」リンクをクリックすることで、同ページ左側に検索ツールが開き、絞り込みなどのリンクが表示される。その検索結果に対して、コンテンツの種類で絞り込んだり、作成・更新された期間によって新しい情報だけに絞り込むことが可能になる。

 まず、コンテンツの種類としては、通常の「すべての結果」のほか、「動画」と「掲示板」がある。期間は、デフォルトでは「期間指定なし」だが、「最近の結果」「24時間以内」「1週間以内」「1年以内」で絞り込める。例えば、最近流行しているインフルエンザについて検索したい時は「最近の結果」をクリックすればよい。

 さらに検索ツールでは、検索結果の表示方法を変更することも可能で、「基本情報のみ」のほか、「画像表示」と「長い要約文」が選べる。例えば「画像表示」をクリックすれば、検索結果ページの中に含まれる画像のサムネールも表示するため、商品検索などに便利だという。また、検索内容によっては「長い要約文」を表示した方が探している情報にたどり着きやすくなるだろう。

 そして最も目を引くのが、「ワンダーホイール」という表示方法だ。これは、検索したキーワードに関連する他のキーワードをFlashでビジュアル的に提示していくもの。例えば「景気対策」で検索すると、「景気対策」と書かれた円から放射状に複数の線が伸び、その先に「景気対策 給付金」「オバマ 景気対策」「景気対策 高速道路」など8つののキーワードを表示。この中から「景気対策 給付金」をクリックすると、新たに「景気対策 給付金」と書かれた円が現れ、同様に8つの関連キーワードを表示する。

 こうして提示されるキーワードをクリックしていくことで、関連キーワードの連鎖が表示される。もちろん、そのキーワードによる検索結果もあわせてページ右側に表示される。なお、提示される個数はキーワードによって異なる。Googleでは、この「景気対策」の例のように、最近話題になっている物事についていろいろと知りたい際など、「遊び心のある機能で、検索キーワードの探検が楽しめる」としている。


「画像表示」の例「ワンダーホイール」表示の例

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(永沢 茂)
2009/5/13 13:26