「Gmail」にメール本文の機械翻訳機能が登場


 米Googleは19日、Webメールサービス「Gmail」に実験的機能を追加できる「Gmail Labs」において、メール本文の翻訳機能を追加したと発表した。

 Gmail設定画面の「Labs」タブで、「メッセージの翻訳」を有効にしておくと、外国語のメールを受信した時に、メール上部に「メッセージを翻訳:日本語」と表示されるようになる。翻訳されたメッセージは、後で原文に戻すこともできる。

 この機能をオンにすると、設定画面の「全般」タブに新たなメニューが表示される。ここで、受信したメッセージを翻訳する既定言語を設定できる。既定の翻訳言語を日本語にしておけば、さまざまな外国語のメールを日本語に翻訳するリンクが表示されるわけだ。また、インド系文字の翻字機能も利用できる。既定の翻訳言語は、「Google Translate(Google 翻訳)」の対応言語に合わせた41言語となっている。

 「Google Translate」の翻訳精度は人間による翻訳とは比べるまでもないが、それでも機械翻訳としては高く評価されている。リンクをクリックするだけでメールを翻訳できる利便性を併せ持ったことは、翻訳の新たな可能性を感じさせる。


Gmail設定画面の「Labs」タブに、「メッセージの翻訳」機能が用意されたGmail設定画面の「全般」タブに、規定の翻訳言語などを設定するメニューが追加される

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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2009/5/20 13:29