マイクロソフト、「Windows Vista SP2」正式版を提供開始


Windows Vista SP2のインストール画面

 マイクロソフトは27日、Windows VistaおよびWindows Server 2008のService Pack 2(SP2)の提供を開始したと発表した。マイクロソフトのダウンロードサイトから無償でダウンロードできる。

 Windows Vista SP2は、Windows Vista SP1以降に提供された更新プログラムのほか、新たなハードウェアへの対応、信頼性・パフォーマンスの改善などを一括で適用する。主な機能追加は、「Windows Search 4.0」による検索性能の向上、Bluetooth 2.1のサポート、ブルーレイディスクへの書き込みサポートなど。このほか、電源管理設定の向上など、全体では約700項目の機能追加・改善が行われている。

 Windows Vista SP2は、32bit版(x86)および64bit版(x64)のプログラムが提供される。ダウンロードサイトでは、日本語を含む5言語(英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語)用のインストーラー(スタンドアロン版)がダウンロードできる。また、Windows Vista SP2を適用するには、事前にWindows Vista SP1が適用されている必要がある。

 Windows Server 2008 SP2も同様に、Windows Server 2008のリリース以降に提供された更新プログラムや機能改善を一括で適用する。対応プラットフォームはx86、x64、Itanium。ダウンロードサイトから5言語用スタンドアロン版がダウンロードできる。

 ダウンロードサイトでは、Windows VistaおよびWindows Server 2008の各プラットフォームに対応するSP2をまとめて提供する、DVD-ISO版のダウンロードも可能。また、マイクロソフトではDVD-ROMの有償送付(1050円)も6月5日から受け付ける。


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(三柳 英樹)
2009/5/27 13:21