「Skype 4.1」Windows用ベータ版公開、スクリーン共有機能を搭載


Skype 4.1 Beta for Windows(Skype公式ブログより)

 Skypeは27日、「Skype 4.1 Beta for Windows」を公開した。Windows Vista/XP/2000に対応しており、同社サイトよりダウロードできる。新機能や改良点も多いが、まだ開発中の段階で深刻なバグも多数残されているため、利用には注意が必要だ。

 今回の目玉となる新機能は、スクリーン共有機能だ。メインウィンドウ中の「Share」メニューをクリックすることにより、自分のPCの画面を通話相手と共有できる。離れた所にいる同僚と、Skypeで会話しながら同じ書類を推敲したり、ゲームの操作方法を友人に教えるといった用途が考えられる。

 共有する画面は、フルスクリーンや画面の一部などを選択可能。Windows版だけでなく、Mac OS版やLinux版のSkypeとも共有できるとしている。

 その他の新機能としては、視覚障害者向けのアクセシビリティ機能や、誕生日リマインダー機能がある。

 このほか、オーディオビデオエンジンがアップデートされて通話品質を改良。また、連絡先をインポートできるサービスが増え、これでGmail、Windows Live Hotmail、Yahoo!、AOL、LinkedInに対応した。

 なお、このバージョンでは15件のバグが修正されているが、その一方で深刻に見えるバグが残っていることも明らかにされている。

 例えば、インスタントメッセージで20行以上のテキストをコピーし、同じ会話に貼り付けると、スクロール機能または編集機能が動かなくなる。また、URLをインスタントメッセージの同じ会話中に貼り付けると、URLが消えてしまうというバグもある。この場合、URLは手動でタイプ入力しなければならない。そのほかにもハードディスクがビジー状態の時に応答が遅れることや、スクリーン共有時のフリーズ発生などの問題もある。

 Skypeではベータ版の使用者に対してフィードバックを求め、製品改善に生かしたいとしている。


関連情報



(青木 大我 taiga@scientist.com)
2009/5/28 13:13