アイ・オー、初心者向けのネットワークプレーヤー廉価版


AV-LS500LE

 アイ・オー・データ機器は、ネットワークプレーヤー「AVeL LinkPlayer」シリーズの新製品「AV-LS500LE」を6月下旬に発売する。標準価格は1万4280円。

 アイ・オーでは、2009年3月に「アクトビラ」や「DMM.TV」の視聴が可能で、著作権保護技術「DTCP-IP 1.2」をサポートしたネットワークプレーヤー「AV-LS500VX」を発表している。今回のAV-LS500LEは、これら機能には対応しない、初心者向けに機能を絞り込んだシンプルモデルとして発売し、AV-LS500VXはハイエンドモデルとして展開する。

 AV-LS500LEでは、従来のAVeL LinkPlayerと同様に、LAN内にあるPC、DLNAに対応したNASなどに保存したコンテンツをネットワーク経由で視聴できる。また、本体前面にUSB 2.0ポートを備え、USBマスストレージクラスに対応したデジタルカメラや外付けHDD、USBメモリなどを接続して、各機器に保存したコンテンツも直接再生できる。

 機能面では、英数字によるファイル検索が可能な「サーチ機能」、USB機器内のファイルをジャンルやフォルダ別に分類して表示できる「ライブラリ機能」を、AVeL LinkPlayerシリーズとして初搭載。また、再生コンテンツを拡大・縮小できる「ズーム機能」、ISOファイルの再生機能なども新たに対応した。

 再生可能なフォーマットは、動画がMPEG-1/2/4とWMV9(VC-1)、H.264、Motion JPEG、Xvid。音楽が、WMA9/WMA9 Pro、MPEG Audio、PCM、AAC、Dolby Digitalで、画像がJPEGとBMP、PNG、GIF、TIFF。なお、著作権保護されたコンテンツは再生できない。

 有線LANインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×1ポート。映像出力はHDMI×1、コンポジット映像×1で、音声出力は光デジタル音声×1、アナログ音声×1を搭載する。本体サイズは約181×109×39mm(幅×奥行×高)で、重量は約400g。製品にはAVケーブルやLANケーブル、リモコンなどが付属する。


本体背面付属のリモコンサーチ機能画面。日本語入力には非対応

ライブラリ機能画面ズーム機能。リモコン操作で表示位置の調整も可能ファイルのサムネイル表示にも対応する

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(村松 健至)
2009/6/3 11:00