フジテレビ、動画をFlash形式でも配信。Mac OSでも視聴可能に


フジテレビ On Demand(ロゴ)

 フジテレビジョンが運営する動画配信サービス「フジテレビ On Demand」は15日、Flash形式によるコンテンツ配信を開始する。

 「フジテレビ On Demand」では、従来のWindows Media Video(WMV)を利用した配信に加え、Flash Video形式でも配信。新規にアドビ システムズによる動画配信システム「Flash Media Server 3」を採用した。

 サービス開始の理由として、Mac OSなどWindow以外のOSやInternet Explorer以外のブラウザでも視聴が可能な点、「Flash Media Server 3」により著作権保護対策が可能となった点を挙げている。著作権保護に関しては、「Flash Media Server 3」をベースにスキルアップジャパンが開発したFlash動画配信システム「ULIZA」独自の認証方式により、高いセキュリティレベルを確保しているという。

 Flash形式の動画は、H.264/MPEG-4 AVCでの配信が可能。再生にはFlash Playerを利用し、解像度は16:9の816×459ピクセル。ビットレートは2Mbpsで提供する。配信元素材の解像度は16:9の1280×720ピクセルで、全画面表示機能を利用すると、より迫力ある映像を楽しめるという。

 従来提供していたWMVによる配信も継続し、Flash形式と平行して提供する。購入したコンテンツは、料金の変更なくWMV形式とFlash形式の両方を視聴できる。対応OSはWindows XP以降、Mac OS X 10.4以降。

 サービス開始の15日時点でFlash形式に対応する番組は、見逃し配信で「アタシんちの男子」「BOSS配信バージョン」「爆笑レッドカーペット」など5番組。アーカイブ配信で「リストランテ・パラディーゾ」など3番組のほか、地上波番組連動企画の「アタ男!オトコ魂」など全13番組。2009年内にはラインナップする全番組をFlash形式で配信する予定。


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(村田 奏子)
2009/6/12 14:43