コミック誌のWeb無料公開は肯定派6割、アイシェア調査


「モーニング・ツー」の無料Web公開について

 アイシェアは16日、マンガ雑誌のWeb無料公開に関する意識調査の結果を公表した。調査では、5月27日から6月1日までの期間、同社のメール転送サービスの会員を対象にオンラインアンケートを実施。530人から回答を得た。

 月刊コミック誌「モーニング・ツー」が、5月号発売と同時にインターネット上でも無料公開を開始した。それについて尋ねたところ、「とても良い」が16.4%、「どちらかというと良いと思う」が43.8%となり、肯定派は合計で60.2%だった。

 肯定派の理由としては、「無料である」ことを支持する声が多数を占める中、「いろんな公開の方法があっていい」「資源の節約になる」「買い忘れても読める」などのほか、「集客手段としては良い」とプロモーション効果を評価する声もあった。

 一方、「どちらかというと良くないと思う」(27.4%)、「とてもよくないと思う」(12.5%)といった否定派は合計39.8%だった。その理由としては、「プラグインのインストールが面倒」といった設定方法への意見や、「マンガは本で読みたい」「雑誌の売上が落ちるのが心配」「同じ作品で無料と有料があるのはおかしい」などの意見もあった。


関連情報


(野津 誠)
2009/6/16 12:23