アイ・オー、小型筐体採用の11n無線LANコンバータ


WN-LA/C

 アイ・オー・データ機器は、IEEE 802.11n ドラフト2.0およびIEEE 802.11a/b/gに準拠した無線LANコンバータ「WN-LA/C」を6月下旬に発売する。標準価格は1万920円で、無線LANアクセスポイント「WN-LA/A」とのセットモデル「WN-LA/C-S」は2万1000円。

 WN-LA/Cは、本体サイズが70×117×28mm(幅×奥行×高)、重量は約140gと、小型筐体を採用した製品。アイ・オーでは、デジタルテレビなどの横に設置して利用するデジタル家電向け製品と位置づけており、「アクトビラ」や「ひかりTV」、「GyaO NEXT」の動作も確認済みという。

 村田製作所製の無線モジュールを採用し、アンテナ数は送信×2、受信×3の2ストリーム構成。IEEE 802.11nモードの通信速度は理論値で最大300Mbps、実効値で最大94Mbpsを公称する。セットモデル「WN-LA/C-S」では、無線LANアクセスポイント「WN-LA/A」と無線LANコンバータ間の初期設定が完了済み。また、5GHz帯と2.4GHz帯の切り替えは親機側のスイッチ操作で変更が可能で、子機側は自動追従で帯域を変更する。

 無線LANセキュリティは64/128bitのWEP、WPA/WPA2(TKIP/AES)をサポートし、無線LAN設定システム「WPS」にも対応する。有線LANインターフェイスは10BASE-T/100BASE-TX×2ポートを搭載。スイッチングハブを別途用意すれば、PCやゲーム機など2台以上の機器を有線LAN接続できる。

 このほか、無線LANの送信出力制限機能、IPv6ブリッジ機能などを用意。また、有線接続した機器からのLANリンクが途切れた場合に、約1分後の無線LANを含めて通信機能をオフにして消費電力を抑える「おやすみモード」も備えた。

 なお、無線LANアクセスポイント「WN-LA/A」の単体販売は予定していない。


「WN-LA/C-S」。親機(写真左)も同一筐体を採用する製品正面と背面部

縦置き用スタンドも付属する付属のACアダプタ

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(村松 健至)
2009/6/17 11:00