FON、HDD接続やプラグイン機能を備える専用ルータ新モデル


La Fonera 2.0

 フォン・ジャパンは、公衆無線LANサービス「FON」に対応した専用無線LANルータ「La Fonera」シリーズの新モデル「La Fonera 2.0」を、Amazon.co.jpで6月25日に発売する。標準価格は6980円で、近日中に大手量販店でも販売するという。

 La Fonera 2.0は、IEEE 802.11b/gの無線LAN機能と、10BASE-T/100BASE-TXに対応したWANおよびLANポートを各1ポートずつ備えた製品。La Foneraシリーズとして初めて、USB 2.0ポートを搭載し、外付けHDDを繋げてネットワーク内でのファイル共有に対応。また、PCレスでBitTorrentやRapidShareからHDDにファイルをダウンロードできる機能も備えた。

 HDD接続時には、指定フォルダに保存した動画や写真ファイルを、YouTubeやPicasaウェブアルバム、Flickr、Facebookなどのオンラインサービスに自動アップロードできる「メディア共有機能」も用意。同機能では、事前に設定したアカウントに対して、ファイルをアップロードする。公開範囲の設定には対応せず、各サービス側でユーザーが標準設定した公開範囲がそのまま反映される。

 このほか、製品発売後も新機能を追加できるプラグイン機能も搭載した。Webカメラやプリントサーバーを接続できるプラグインが標準で利用可能な、開発仕様を公開して自由にプラグインの開発も可能だという。フォン・ジャパンでは、日本語コミュニティを開設するとともに、今後はプラグインコンテストも実施する予定だ。

 無線LANセキュリティは、64/128bitのWEP、WPA/WPA2(TKIP/AES)などをサポート。本体サイズは93.5×110×25.5mm(幅×奥行×高)。

 なお、新製品発売を記念して、従来モデルを含めて特別価格で販売するキャンペーンを6月25日から7月9日まで実施する。期間中は、「La Fonera 2.0」が5980円(通常価格6980円)、従来モデル「La Fonera+」が2980円(同3800円)、オプションアンテナ「La Fontenna」が980円(同1980円)で購入できる。


本体背面製品の利用イメージ図

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(村松 健至)
2009/6/23 17:43