デジオン、デジタル放送特化のDTCP-IP対応プレーヤーソフト


DiXiM Digital TV

 株式会社デジオンは15日、著作権保護技術「DTCP-IP」をサポートしたPC用ネットワークメディアプレーヤーソフト「DiXiM Digital TV」を発売した。標準価格は4980円で、アイ・オー・データ機器と日本インテリジェンスのWebサイトを通じて、ダウンロード販売する。

 「DiXiM Digital TV」は、HDDレコーダやNASなどDLNA対応機器に録画したデジタル放送番組を、ネットワーク経由で再生できるソフトウェア。デジタル放送番組の視聴に特化しており、再生可能なフォーマットはMPEG-2 TS形式およびH.264/AVC形式に限定される。

 機能面では、月/週/日単位の切り替えが可能なカレンダビュー機能、未視聴番組やジャンル、日時などによる録画番組リストの絞り込み機能を用意。また連続ドラマや好きな俳優が出演する番組など、再生した番組に関連した他の番組を提示する「関連コンテンツ」機能も備えた。再生機能では、30秒スキップや5秒戻し、前回再生停止位置から続きが再生可能な「レジューム機能」が利用できる。

 対応OSはWindows Vista SP2以降/XP SP2以降で、マイクロソフトが10月22日に発売する次期OS「Windows 7」にも対応を予定。動作環境はCPUがIntel Celeron DC 2GHz以上、Pentium4 2.8GHz以上(Core 2 Duo以上を推奨)など。

 GPUはIntel G965 Expressチップセット以降(Windows Vistaのみ)、ATI Radeon HD 2600以上、NVIDIA Geforce 8400 GS以上で、著作権保護技術「COPP(Certified Output Protection Protocol)」に対応したグラフィックボード/ドライバが必要。また、DVI-D/HDMI接続時は、HDCPに対応したグラフィックボードとディスプレイが必須になる。なお、アナログRGB接続には対応しない。

 デジオンでは、各社のWebサイトを通じたダウンロード販売に加えて、PCやAV家電機器、PC向け周辺機器などへのプリインストールやバンドル形式で「DiXiM Digital TV」を提供する考え。その上で、2010年末までに200万ライセンスの出荷を見込んでいる。


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(村松 健至)
2009/7/15 12:27