ニフティとスマイルラボのアバター連携サービス説明会

狙いは「ブログコミュニティの活性化」


 ニフティとスクウェア・エニックス・グループのスマイルラボは、24日に発表したアバター連携サービスについての説明会を開催した。

「ココログ」で「Nicotto Town」アバターを表示

ニフティ取締役兼執行役員サービスビジネス事業本部長の津田正利氏

 ニフティが運営するブログサービス「ココログ」では、スマイルラボが運営する仮想コミュニティ「Nicotto Town(ニコッとタウン)」のアバターを表示できるサービスを7月29日15時に開始する。

 登壇したニフティサービスビジネス事業本部コンシューマメディア部ゼネラルマネージャーの前島一就氏は、提携サービスの仕様を説明。サービス開始後は、ココログの管理画面に「Nicotto Town」のアバター登録の告知が表示され、告知をクリックするとアバター登録用の画面が表示される。

 @niftyIDはNicotto Townへ送信され、自動的に生成されたNicotto TownのIDと紐付けられる。登録した情報は、ココログ登録時に設定したメールアドレスへ送信される。

 Nicotto Townでアバターを保持しているユーザーは、@niftyのIDとパスワードおよびNicotto TownのIDを紐付ける設定により、ココログでアバターを表示できる。

 アバター設定画面はNicotto Town側のサーバーとなるが、ココログ管理画面でログイン設定を行った後は、アバターのアイテム設定や着替えなどを利用する場合に再度認証を求められることはないという。


ニフティサービスビジネス事業本部コンシューマメディア部ゼネラルマネージャーの前島一就氏アバター用のアイテム購入画面ココログでNicotto Townアバターを表示したイメージ

「ブロガー同士のコミュニティ活性化を図りたい」

 スマイルラボとニフティでは、カジュアルユーザー向けのポータル事業について2008年3月に提携済み。「Nicotto Town」はその一環として2008年9月より@nifty内で正式提供を開始した。

 ニフティ取締役兼執行役員サービスビジネス事業本部長の津田正利氏は、ニフティが提供するサービスについて「ISPとして歴史を持っているが、足りない面がある」とコメント。協業の狙いとして「楽しさ」「若年層向けの訴求力」「ビジュアル感覚のコミュニティ」の3点を挙げ、「協業により新しい世界に取り組みたい」と語った。

 また、津田氏はココログについて、ブログ内容を製本する機能や多様なデザインなど、「ブログを拡張する機能を提供してきた」とコメント。「ココログのコミュニティを活性化したい。ユーザーの分身を表示することでブログを新たな表現の場にする」と語った。

 スマイルラボ代表取締役社長の伊藤隆博氏は、Nicotto Townの背景として「登録数より賑わっているか賑わっていないかを重視した。日本初の賑わっている仮想コミュニティ」と語った。

 ビジネスモデルとしては「一般的にアバターの有料課金モデルは1割から2割。ビジネス的には楽ではない」とし、引き続きアバター用アイテムと広告スポンサーによる収益化を目指すとした。

 Nicotto Townのユーザーブログによると、ココログとの提携は賛否あるとし、「大多数は賛成だが、『ココログを書くリアリティのある自分と、Nicotto Townでぶりっこする仮想の自分は連携できない』という意見もある」と語った。

 今回の提携により、ニフティでは「ブロガー同士によるコミュニティ活性化を図りたい」とし、ブログを開設しているユーザー、Nicotto Townを利用するユーザー、Nicotto Townについて書かれた記事に興味を持つ一般ユーザーによるコミュニティ活性化を図る。

 Nicotto Townの累計登録ID数は、2009年6月末現在で約24万ID。ココログの累計開設数は7月28日現在で約80万。ニフティでは年内に15万の登録増を目指すという。


ニフティ協業の狙いココログユーザーの属性スマイルラボ代表取締役社長の伊藤隆博氏

Nicotto Town登録ユーザーの推移Nicotto Townのマイページ画面。リアルブランドとの提携を考慮し、家具アイテムもリアリティの高いものになっているという今後のNicotto Townの展開。スポンサー広告とユーザー集客にともなう課金アイテム提供により収益を目指す

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(村田 奏子)
2009/7/28 18:22