婚活するなら「相手を動画で見たい」派は3割強~アイシェア調査


子どもがいる人と子どもがいない人では、使いたい相手に違いが見られた

 アイシェアは31日、Webカメラの利用意向調査の結果を発表した。調査は、20代から50代のネットユーザー男女1149名の回答を集計した。うち「既婚者」は54.4%、「子どもがいる人」は41.3%。回答者のうち80.2%は「パソコンや携帯電話で動画を見ることがある」としている。

 回答者のうち、「パソコン利用者」1094名のWebカメラの利用状況は「現在利用中」7.5%、「利用したことがある(現在は利用していない)」が22.5%で利用経験者は3割。利用経験者は「既婚者」の場合は34.1%、「子どもがいる人」では36.6%とやや利用率が高くなる傾向が見られる。

 利用する理由のトップは「携帯のテレビ電話機能と違い、お金がかからないから」の58.9%。2位は「最初からPCに保存出来て便利だから(30.8%)」(複数回答形式)。Webカメラを購入する以外の費用がかからない点と、データの保存がしやすいなどの利便性が評価されている。

 「婚活」でのWebカメラ利用意向については、回答者全員に「もしネット上で婚活するなら、異性の動画(動いている姿)を見たいか」との質問項目に答えてもらったところ、「見たい」「どちらかというと見たい」の「見たい派」は合わせて33.2%。「見なくていい」は66.8%。と「見たくない派」が過半数を占めた。また、気になった異性とWebカメラで「話してみたい派」は26.2%とこちらも3割を切る結果となった。

 現在Webカメラを利用していない人のうち、今後「利用したいと思う」人は10.2%(103名)と1割程度に止まる。利用意向のある103名と、「現在利用中」の82名を合わせた「利用意向者」に、Webカメラで「見せたい」ものを尋ねたところ(複数回答形式)、1位は42.2%で「自分」。

 2位は「子どもや家族(28.6%)」、3位は「趣味のコレクション」「地域の映像」が25.4%で同率3位。4位以後は「ペット」「食べ物」「恋人」と続く。

 利用意向者のみではサンプル数がやや少ないが、その中で「既婚者」「子どもがいる人」に絞ってみると、「子どもや家族」が最も多く、既婚者や子どもがいる人では「子どもや家族」、未婚者や子どもがいない人は「友達」や「恋人」と利用したいという傾向が見られ、アイシェアでは、調査の結果から、「親密な関係性があると思われる人との利用意向が高い」と分析している。


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(工藤 ひろえ)
2009/7/31 18:15