ドコモ、「Biz・ホーダイ」でiモードやPCモデム利用も定額


 NTTドコモは、スマートフォン向けのパケット通信定額オプション「Biz・ホーダイ ダブル」のサービス内容を10月1日より改定し、現在対象外のiモードや、パソコンのモデム利用も上限額1万3650円の定額料金を適用する。

 「Biz・ホーダイ ダブル」は、ドコモのスマートフォン向けのパケット通信オプションサービス。現行のサービスは、スマートフォンによる定額対応アクセスポイントを利用した国内FOMAパケット通信のみに定額料金が適用され、下限が月額390円、上限が月額5985円となっている。

 また、現行サービスでは、「Biz・ホーダイ ダブル」と、「パケ・ホーダイ」などのiモードサービス向け定額サービスが併用できないため、「Biz・ホーダイ ダブル」を契約した回線でiモードやiモードフルブラウザなどを利用した場合、上限額の設定されていない従量課金通信となっていた。パソコンのデータ通信モデムとして利用した場合も従量制だった。

 10月1日以降は、こうした適用対象外だったサービスにも上限額が設定される。「Biz・ホーダイ ダブル」を契約すると、iモードやiモードフルブラウザの利用、パソコンなどのデータ通信モデムとして使用した場合も月額上限額は1万3650円となる。

 1パケットあたりの単価は、390円~5985円までは1パケット0.084円、5985円以降は1パケット0.021円となる。

 ドコモ広報部によれば、「システム対応に目途がたったため、これまで適用対象外だったサービスも定額が導入できた」という。なお、ネットワークの混雑状況によっては、従量制パケット通信と比べて、通信速度が遅くなったり、接続しにくくなったりする場合があるとしている。

 このほか、「Biz・ホーダイ ダブル」でリミット機能付き料金プランを利用している場合、サービス改訂後はリミット上限額の判定対象外となる。


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(津田 啓夢)
2009/8/6 16:47