Android用とWindows Mobile用の携帯電話向けベンチマークソフト


Android向け「SmartphoneBench」測定結果画面

 株式会社ラスターワークスは、AndroidまたはWindows Mobileを搭載したスマートフォンの性能を測定するソフトウェア「SmartphoneBench」を公開した。利用は無料で、ラスターワークスのWebサイトから入手できる。

 「SmartphoneBench」は、スマートフォン向けのOS「Android」または「Windows Mobile」を搭載した端末用のベンチマークソフト。ベンチマークソフトは、特定の処理を終えるのに必要な時間や特定の時間内で処理した回数を測定することで、ハードウェアやソフトウェアの性能を測定できる。

 「SmartphoneBench」の主な測定項目は、画像や2D/3Dグラフィックスの描画、PNG、アルファ付きPNG、文字列、点、線、ポリゴン、テクスチャ有り複数オブジェクトを回転・移動させる際の画面更新など。また、CPUでは素数をカウントする時間と円周率を求める時間、ファイルでは1秒あたりの書き込み/読み込み量を計測する。

 ラスターワークスでは、スマートフォンのソフトウェア開発技術者用に「SmartphoneBench」を開発。「開発するソフトウェアのスペックを決める際の判断材料の1つ」としての利用を想定する。今後「Androidマーケット」での配布も検討するほか、iアプリ版やiPhone版も公開する予定という。

 なお、現在1機種のみ発売されているAndroid搭載の携帯電話「HT-03A」では、初期設定でのソフトウェアインストール条件が、「Androidマーケット」で配布しているソフトウェアのみのため、Webサイトからダウンロードしたソフトウェアをインストールする場合は設定を変更し、「利用は自己責任」との警告に同意する必要がある。

「SmartphoneBench」によるWindows Mobile S01SHとAndroid HT-03Aの測定結果比較(http://www.lusterworks.co.jp/cgi-bin/tt03.pl?id=A000

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(村田 奏子)
2009/8/6 18:11