三洋電機、Eye-Fi連携やミニHDMI端子搭載の「Xacti」新モデル


DMX-CG11

三洋電機は、同社のムービーカメラ「Xacti」シリーズの最新モデル「DMX-CG11」を9月11日に発売する。オープンプライスで、店頭想定価格は3万円前後の見込み。本体色はホワイト、オレンジ、グリーンの3種類をラインナップする。

 「DMX-CG11」は、約1066万画素の1/2.33型CMOSセンサーを搭載し、本体にミニHDMI端子を備えたムービーカメラ。別売のHDMIケーブルを利用することで、HDMI対応デジタルテレビなどで「DMX-CG11」で撮影した写真が楽しめるほか、無線LANを利用して撮影データをPCへ転送・保存できる「Eye-Fi」連動機能を用意する。

 1280ピクセル×720ピクセルでの動画撮影に加え、1000万画素での静止画撮影が可能。動画のファイル形式はMPEG-4 AVC/H.264、静止画はJPEG形式。静止画撮影では、約910万画素の情報を画素補間し、画像を1200万画素相当で生成・記録する撮影モードも利用できる。

 また、無線LAN機能を搭載したSDカード「Eye-Fiカード」との連動機能を用意し、カメラ本体でアクセスポイントの設定などが可能。電池残量に応じて、コンテンツのアップロードを自動でオフにするモードも備え、「無線送信による予想外の電池消費が抑えられる」としている。動画のアップロードに対応する「Eye-Fi Share Video」では、動画の自動転送や保存も静止画同様に利用できる。

 このほか、「手ブレ補正機能」や「顔検出追尾機能」、「リバース連写機能」を搭載。本体サイズは72×38×112.8mm(幅×奥行×高・突起部除く)、重量は約173g(本体のみ)。レンズは光学5倍ズーム(F3.5~3.7)で、静止画の焦点距離は35mm換算で38~190mm、動画は40~200mm。

 静止画撮影の感度は、オート(ISO 50~400相当)、マニュアル(ISO 50/100/200/400/800/1600)で切り替え可能。電源はリチウムイオン電池を採用し、駆動時間は、動画が1280ピクセル×720ピクセルの「HD-SHQ」画質で撮影した場合で約70分、静止画はCIPA規格で約180枚分。

 インターフェイスは、HDMI/コンポーネント/コンポジットビデオ(NTSC/PAL対応)、Hi-Speed対応のUSB 2.0。記録媒体はSD/SDHCカードのほか、約40MBの内蔵メモリ。音声は48kHzサンプリング、16bit、2ch、AAC圧縮。



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(村田 奏子)
2009/8/24 18:08