日立、アクトビラやDLNA、DTCP-IP対応の「Wooo」新モデル


 日立コンシューマエレクトロニクスは、デジタルテレビ「Wooo」の新製品として、「アクトビラ」やDLNA、DTCP-IPに対応した新モデルを発表した。価格はオープンプライスで、9月10日から順次発売する。

 今回発表したのは、プラズマテレビと液晶テレビの合計5製品。店頭予想価格は、プラズマテレビの50V型モデル「P50-XP035」が39万円前後、46V型モデル「P46-XP035」が34万円前後、42V型モデル「P42-XP035」が29万円前後。液晶テレビでは、42V型モデル「L42-XP035」が29万円前後、37V型モデル「L37-XP035」が24万円前後をそれぞれ見込んでいる。

 プラズマテレビでは、コントラスト比が4万:1の「フルHDダイナミック・ブラックパネル」を採用。液晶テレビでは、倍速120コマに対応したフルHD液晶パネルを採用する。全モデルで500GB容量のHDDを内蔵しており、ハイビジョン放送を通常の8倍となる最大約400時間録画できる「TSX8モード」も用意。また、リムーバブルHDD「iVDR-S」を装着できるスロット「iVポケット」を装備する。


(左から)プラズマテレビの50V型、46V型、42V型モデル

(左から)液晶テレビの42V型、37V型モデル

 画質面では、画質処理技術「新Picture Master Full HD」を搭載。シーンの特徴を細かく分析してコントラストの高い階調表現を実現する「アドバンスドダイナミックコントラスト」、複数指定色の色合いや色の濃さ、明るさを同時に調整する「3次元デジタルカラーマネージメント」などを備えた。

 ネットワーク機能面では、アクトビラの動画配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル」、コンテンツをダウンロードして再生できる「アクトビラ ビデオ・ダウンロードレンタル/セル」に対応。「ダウンロードセル」でダビングに対応したコンテンツは、内蔵HDDからiVDR-Sへのダビングも可能だ。

 また、DLNAおよびDTCP-IPをサポート。LAN内にあるDLNAに対応したPCなどに保存したコンテンツをネットワーク経由で再生できるほか、Woooに録画した番組を他の機器で再生も可能。このほか、ヤフーのテレビ向けインターネットサービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」、テレビを伝言板として利用できる「メッセージボード機能」、PCや携帯電話から投稿した動画・静止画をWooo上で再生できる月額315円の「ビデオdeメール」にも対応する。

 テレビチューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×2、地上アナログ×1を搭載。番組録画中に録画済みの別番組を再生できる「同時録画再生」や、録画中の番組を最初から見られる「追いかけ再生」機能を用意する。

 HDMI端子は、プラズマテレビで4端子、液晶テレビで3端子を装備。HDMIケーブルで繋いだレコーダやビデオカメラなどを、Woooのリモコンで操作できる「Woooリンク」にも対応する。それ以外の入出力端子としては、D4×2、S映像×1、コンポジット×2、光デジタル音声×1などを搭載し、SDメモリカードスロットも備えた。

 スタンドを含めた本体サイズと重量は、プラズマテレビの50V型モデル「P50-XP035」の場合で、124.2×35.6×86.6cm(幅×奥行×高)で38.8kg。液晶テレビの42V型モデル「L42-XP035」の場合で、102.4×31.6×71.5cmで23.9kg。


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(村松 健至)
2009/8/25 18:05