任天堂、Wii用ブラウザ「インターネットチャンネル」を無償化
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任天堂は1日、家庭用ゲーム機「Wii」向けのWebブラウザ「インターネットチャンネル」の提供を無償化した。合わせて、Wiiのインターネット接続率向上に向けたキャンペーンを発表した。
「インターネットチャンネル」は、Wiiの発売日である2006年12月2日から2007年6月30日まで無償ダウンロード提供していたが、それ以降は500Wiiポイント(1ポイント1円相当)で有償提供していた。今回、任天堂ではユーザーからのアンケート結果を踏まえて、すべてのWiiユーザーが「インターネットチャンネル」を利用できるようになれば、Wiiでインターネットに接続するきっかけになると考え、無償化を決定した。
すでに500Wiiポイントで「インターネットチャンネル」を購入したユーザーに対しては、10月21日から2009年末までの期間で、ゲーム配信サービス「バーチャルコンソール」で配信する500Wiiポイントのファミリーコンピュータ用ソフトを1本プレゼントする。なお、今回の無償化に合わせて、「インターネットチャンネル」で利用するAdobe Flashのバージョンが、Flash 7からFlash Lite 3.1(Flash 8相当)に更新された。
任天堂ではまた、3月26日から実施中の「Wiiネット接続できる人ができない人を手助けして500Wiiポイントを両方がもらえるキャンペーン」に加えて、友人や知人のWiiをインターネット接続するのを手助けしたWiiユーザーに対する施策を強化。新たに特定の「バーチャルコンソール」ソフトをダウンロードし放題で提供する「手助けマイスター」サービスを10月21日に開始する。
「手助けマイスター」サービスでは、友人や知人のWiiをインターネット接続させる手助けを10台以上した場合に「手助けマイスター10」として、「バーチャルコンソール」で配信する任天堂のファミリーコンピュータ用ソフトをダウンロードし放題にする。また、20台以上の接続を手助けした場合には、「手助けマイスター20」として「バーチャルコンソール」のファミリーコンピュータとスーパーファミコン、NINTENDO64用ソフトをダウンロードし放題とする。
なお、キャンペーンの詳細に関してはWebサイトなどを通じて後日通知される。
[お詫びと訂正]
初出時、更新後のAdobe Flashのバージョンについて誤りがありました。正しくは「Flash Lite 3.1(Flash 8相当)」になります。お詫びして訂正いたします。