“足首まで冠水”など身近な災害情報を共有できる「減災Ch.」


減災Ch.

 ウェザーニューズは10日、災害情報を投稿/共有することで被災軽減に役立てるサイト「減災Ch.」を公開した。利用は無料。

 「減災Ch.」は、過去の災害情報を「減災カルテ」としてデータベース化し、地域の災害情報を共有できるPC/携帯電話向けサイト。「減災カルテ」は、自治体が公開する過去10年分の災害情報や、ウェザーニューズが保有する過去2年分の被害リポート情報、ユーザー投稿の「減災カード」などの情報をもとに、日付や雨量、風速などを地域別に閲覧できる。なお、10日現在の全国の「減災カルテ」登録数は1159件。

 1日から募集を開始した「減災カード」は、「減災Ch.」やウェザーニューズが創刊
した有料の季刊誌「SORA」から投稿できる。送信された災害の概要、日付や場所などをウェザーニューズが当時の気象状況と照らし合わせ、「災害カルテ」として公開する。

 このほか、過去に発生した災害時と同様の気象状況が発生した場合に、携帯メールアドレス宛に情報を送信する有料サービス「減災ソリューション」とも連携する。ウェザーニューズでは「地域の災害情報を共有することで事前対策を行うことが可能」としている。


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(村田 奏子)
2009/9/10 16:06