日本のAndroidアプリ開発者、有料アプリの公開が可能に


 グーグルは、日本のAndroidデベロッパー(開発者)が、有料アプリを公開できるようになったと発表した。世界のAndroidマーケットを対象にしたもので、現在の日本のエンドユーザー向けには公開されない。

 今回の対応により、日本でAndroidアプリを開発しているデベロッパーは、Androidマーケットで有料アプリも公開できるようになった。価格は日本円で表示され、日本国外のユーザーが購入すると、日本円に相当する額が現地通貨で購入したユーザーに請求される。デベロッパーには、収益の70%が日本円で支払われる。

 現在は海外で提供されているGoogleの決済サービス「Google Checkout」についても、日本のAndroidデベロッパー向けに提供される。これにより、日本のAndroidデベロッパーは同サービスの販売者アカウントを利用できるようになる。

 また、近い将来に日本のAndroidマーケットで有料アプリの購入が可能になると、携帯電話から「Google Checkout」の購入者アカウントを申し込めるようになるとしている。

 日本のエンドユーザーが有料アプリを購入できるようになる時期については、「改善に努めていますので、しばらくお待ちください」と案内している。日本でAndroid端末「HT-03A」を販売しているNTTドコモは、スマートフォン向けのアプリ・ストアの提供を検討中だが、Androidマーケットでの有料アプリ配信については「グーグルの提供するサービス。開始時期についてコメントできる立場に無い」としている。


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(太田 亮三)
2009/9/15 14:40