「REGZA」新シリーズ25機種発表。DLNAやアクトビラ対応モデルも


「REGZA」新シリーズラインナップ

 東芝は、液晶テレビ「REGZA」の新製品として、DLNAやアクトビラなどに対応した「ZX9000」シリーズと「Z9000」シリーズを含む5シリーズ25機種を25日より順次発売する。

 新製品25機種の中で、「ZX9000」シリーズ2機種と「Z9000」シリーズ4機種はいずれも交換可能な容量500GBのHDDを内蔵。本体にはLAN端子として汎用端子/HDD専用端子/ひかりTV専用端子の3ポートを備え、ネット回線を通じて「ひかりTV」や「アクトビラ ビデオ・フル」の視聴が可能。また、Webブラウザを搭載し「テレビ版Yahoo! JAPAN」も視聴できる。

 「ZX9000」および「Z9000」の発売は11月上旬で、店頭想定価格は「ZX9000」シリーズの55V型「55ZX9000」が60万円前後、46V型「46ZX9000」が50万円前後。「Z9000」シリーズの55V型「55Z9000」が47万円前後、47V型「47Z9000」が37万円前後、42V型「42Z9000」が30万円前後、37V型「37Z9000」が25万円前後。

 「ZX9000」および「Z9000」では、3つの地上デジタルチューナーを搭載し、地上デジタル番組を視聴しながら2つの裏番組を同時に録画できる「地デジ見ながらW録」を搭載した。「ZX9000」、「Z9000」、「H9000」、「R9000」の4シリーズでは、連続ドラマを最終回まで追跡録画する「連ドラ予約」が利用できる。再生機能では、視聴中の来客などで「録画」ボタンを押すと、録画開始場面から再生できる「ちょっとタイム」ボタンなどを用意する。

 「ZX9000」および「Z9000」では、同一ネットーワーク内にコンテンツを転送できる著作件保護技術DTCP-IPを採用し、東芝のレコーダ「VARDIA」や市販のDTCP-IP対応サーバーなどに録画した番組を転送できる。本体のLANポートには、市販のスイッチングハブにより8台までのNASを同時接続でき、NAS/USB接続型HDD/内蔵HDDの間で録画した番組を移動できる。

 また、ダビング10やDLNAクライアント機能も備え、同一ネットワーク内のコンテンツを視聴可能。また、モバイル機器向けのワンセグ放送をUSB接続したHDDなどに録画でき、SDカードへダビングすることで、携帯電話などでもコンテンツが視聴できる。

 最上位モデルの「ZX9000」では、バックライトに直下型LEDを採用。200万対1のコントラストに加え、新開発のLSIでエリアごとの発光制御と階調性を向上させた。また、「ZX9000」、「Z9000」、「H9000」、「R9000」の4シリーズでは、アニメーション画像の輪郭部周辺のノイズ低減機能や、部屋の色温度を検知して画像を調整する「おまかせドンピシャ高画質3」を搭載する。

 主な入出力端子は、「ZX9000」および「Z9000」で、HDMI(1080p 60p/24p対応)が4端子4系統、LAN端子が3端子(汎用端子、ハードディスク専用端子、ひかりTV 専用端子)、D4入力端子が2系統2端子、ビデオ入力端子が4系統4端子、HDMIアナログ音声入力端子×1、光デジタル音声出力端子×1、SDメモリーカードスロット×1、USB端子×2、ヘッドホン端子×1など。

 本体サイズは、「ZX9000」シリーズの55V型が136.2×41.2×90.1cm(幅×奥行×高)、46V型が115.8×34.5×78.3cm。「Z9000」シリーズの55V型が136.2×35.3×89.5cm、47V型が117.6×31.6×78.5cm、42V型が100.9×31.6×70.1cm、37V型が90.2×26.6×64.0cm。重量はいずれも順次公開するという。

「ZX9000」シリーズ「Z9000」シリーズ

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(村田 奏子)
2009/9/16 17:28