日本HP、1万円台からの無線LAN対応プリンタ複合機


 日本ヒューレット・パッカードは、家庭向けインクジェット複合機「HP Photosmart」シリーズの新製品4機種を10月16日より順次発売。4機種のうち3機種は無線LANを標準搭載する。

 標準価格と発売日は、有線/無線LAN搭載の「HP Photosmart Premium C309G」が2万1840円で10月16日、無線LAN搭載の「HP Photosmart Plus B209A」が1万5960円で10月16日。同じく無線LAN搭載の「HP Photosmart Wireless B109N」は1万2810円、無線LAN非対応でUSB 2.0接続の「HP Photosmart B109A」は1万920円で、いずれも12月初旬に発売する。

 新製品4機種は、全モデルでタッチ操作機能や独立インクシステムを採用。4機種のうち、無線LAN搭載モデルはC309G、B209A、B109Nの3機種。IEEE 802.11b/gに対応するほか、上位機種のC309GはIEEE 802.11nも利用できる。

 セキュリティはWEP、WPA/WPA2(TKIP/AES)に対応。無線LANセットアップシステム「WPS」も利用できる。

有線/無線LAN搭載の「C309G」

C309G

 上位機種の「C309G」は、3.45インチの大型タッチスクリーンを採用したハイエンドモデル。インターフェイスは10Base-T/100Base-TX対応の有線LANポート×1、無線LAN規格IEEE 802.11n/b/gのほか、Bluetooth、USB 2.0ポートを搭載する。オンラインフォトサービス「Snapfish」との直接アクセスが可能で、「Snapfish」に保存した写真のプリントや、外部メモリに保存した写真データを「Snapfish」に保存できる。

 スキャナーは4800×4800dpiの48bitカラーCISスキャナーを搭載。プリンタでは5色独立インクシステムを備え、自動両面印刷、L判/はがき/2L判対応フォトトレイが利用可能。対応カードスロットは、4機種共通となるSD/SDHC/MMC/MS/MS DUO。

 本体サイズは452×473×199mm(幅×奥行×高)、重量は7.5kg。標準価格は2万1840円。

無線LANのみ対応の「B209A」と「B109N」

 「B209A」および「B109N」は、インターフェイスにIEEE 802.11b/gの無線LANとUSB 2.0ポートを搭載したモデル。「B209A」では、2.4インチの液晶タッチスクリーンおよび4色独立インクシステムを採用する。スキャナーは1200×2400dpiの48bitカラーCISスキャナーを搭載。上位機種の「C309G」と同じくL判/はがき/2L判対応フォトトレイが利用できる。

 本体サイズは452×407×206mm、重量は7.2kg。標準価格は1万5960円。

 「B109N」は、軽量化し価格を抑えたモデル。1.45インチの液晶タッチスクリーン、4色独立インクシステムを採用する「B209A」と同じく1200×2400dpiの48bitカラーCISスキャナーを搭載するが、L判/はがき/2L判対応フォトトレイは利用できない。

 本体サイズは452×302×188mm、重量は6kg。標準価格は1万2810円。


B209AB109N

低価格モデル「B109A」

B109A

 「B109A」はインターフェイスとしてUSB 2.0ポートのみを搭載し、新モデルの中でも最も低価格となるモデル。1.45インチ液晶モニターおよび4色独立インクシステムを採用し、スキャナーは1200×2400dpiの48bitカラーCISスキャナーを搭載する。

 本体サイズは452×302×188mm、重量は6kg。標準価格は1万920円。


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(村田 奏子)
2009/9/30 16:55