NTTBPが全国のスタバに公衆無線LANのAPを設置


「スターバックスコーヒー」店舗での利用イメージ。「ブロードバンド無線LANが利用できます」というシールが貼ってある店舗が目印

 NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は27日、全国のスターバックスコーヒー店舗にて、公衆無線LANアクセスポイントを11月1日より順次設置していくと発表した。11月1日からは都内を中心とした111店舗でサービスを開始し、2010年12月を目標に全国の店舗にアクセスポイントを設置する。

 NTTBPが設置するアクセスポイントはIEEE 802.11a/b/gのほか、IEEE 802.11nもサポート。NTTBPではこれにより「将来的な高速無線LANサービスにも対応できる」としている。

 今回設置するアクセスポイントが利用できる公衆無線LANサービスは、NTT東日本が提供する「フレッツ・スポット」およびNTTドコモが提供する「Mzone」「mopera U」「U 公衆無線LANコース」。対応する無線LAN規格は、「フレッツ・スポット」ではIEEE 802.11b/g、「Mzone」「mopera U」「U 公衆無線LANコース」ではIEEE 802.11a/b/gとなる。

 NTTBPでは11月1日から、東京都港区/千代田区/中央区/新宿区/渋谷区を中心としたスターバックスコーヒー111店舗でサービスの提供を開始。2010年12月を目標に全国のスターバックスコーヒーに順次アクセスポイントを導入するとしており、今後の拡大エリアはWeb上で案内するという。

 今回の導入により、NTTBPが提供するアクセスポイントは2010年3月時点で約8800カ所に拡大する見込み。法人向けに無線LANアクセスポイントの提供を行うNTTBPでは、利用ニーズの高い駅、空港、カフェなどを中心に、公衆無線LANアクセスポイントの設置を推進し、2009年3月には東海道新幹線(東京~新大阪)N700系車内にも導入した。2009年9月末時点での設置アクセスポイント数は全国約8300カ所。

NTTBPの無線LANアクセスポイント設置数(2010年3月末の予定)

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(村田 奏子)
2009/10/27 16:46