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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】

イー・モバイル、3Gモジュール内蔵の無線ルータ「Pocket WiFi」


 イー・モバイルは29日、3Gモジュールを内蔵した無線LANルータ「Pocket WiFi(D25HW)」を11月18日に発売すると発表した。価格は「ベーシック」の場合が3万9580円、2年間の継続利用が条件の「にねんM」の場合は5980円。

最大6台の機器を接続可能。バッテリー駆動時間は約4時間

「Pocket WiFi」を手に持つエリック・ガン代表取締役社長兼COO

 「Pocket WiFi」は、本体単体で下り最大7.2Mbps、上り最大5.8Mbpsのデータ通信が可能な製品。IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能を搭載しており、同時5台までのPCやゲーム機などを無線LAN接続して、本製品を介したインターネットの利用が可能になる。

 また、本体底面にUSBポートを備え、USBケーブルで繋いだPCからのインターネット接続にも対応。無線LANルータモードと併用が可能で、この場合は5台までの無線LAN機器とUSB接続したPCの合計6台が「Pocket WiFi」に同時接続できる。接続可能なPCの対応OSは、Windows 7/Vista/XP SP2以降およびMac OS X 10.4〜10.6で、ドライバの自動インストール機能も備える。

 本体は、サイズが約48.6×95.5×14.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約80gの小型筐体を採用。前面には有機ELディスプレイを備え、電波状況やバッテリー残量などを確認できる。また、側面部には電源スイッチなどに加え、ストラップホールも用意した。本体には加えて、microSDHDカードスロット(最大16GBまで)も備える。

 約1500mAh容量のバッテリーも内蔵しており、連続で約4時間の通信が可能だ。充電はUSBポートに接続可能なACアダプタを利用する。また、USBケーブルでPCに接続している場合はUSBバスパワーで動作するほか、電源オフまたは3G通信機能をオフにしている場合はUSB経由での充電にも対応する。

[お詫びと訂正]
 初出時、本体ディスプレイについて液晶ディスプレイとしていましたが、正しくは有機ELディスプレイとなります。お詫びして訂正いたします。


「Pocket WiFi」外観 背面 本体は名刺サイズの大きさ

主な特徴 利用シーン 無線LANを持つゲーム機やポータブルプレーヤーとの利用も想定

 無線LANセキュリティは64/128bitのWEP、WPA/WPA2(TKIP/AES)をサポート。初期状態では64bitのWEPが設定しており、WEPキーは製品添付の用紙などに記載する予定という。また、無線LAN設定システム「WPS」を利用した、無線LAN子機との無線LAN設定にも対応する。なお、異なる無線LANセキュリティのSSIDを複数設定できる「マルチSSID」機能は用意していない。

 ルータ機能としては、MACアドレスフィルタリングやDMZホスト機能、VPNパススルー(IPSec/PPTP/L2TP)などを用意。また、3G通信や無線LAN通信が一定時間ない場合に、それぞれの通信を自動で切断する機能を用意する。初期設定での自動切断時間は10分で、3G通信は5/10/15/30/60分の5段階から、無線LAN通信は5/10/20分および機能オフの4段階から手動で設定変更できる。

 このほかイー・モバイルでは、交換用バッテリーの発売も予定。ただし、具体的な発売時期や価格は現時点で未定という。


底面部にはUSBポート 右側面に電源やWPSボタンなどを備える 左側面にはmicroSDHCカードスロット

前面には電波状況などを確認できるディスプレイを搭載 バッテリーは裏面カバーを外して装着 交換用バッテリーの発売も予定するという

ガン社長「いろいろつながる、いつでもつながる。」と新製品を紹介

 29日に開催した発表会に出席したエリック・ガン代表取締役社長兼COOは、ガン社長は、PC以外にもゲーム機やiPod touch、デジタルカメラなどで無線LAN機能を搭載した製品が急速に拡大している点をあげる一方で、「3Gと比較すると無線LANは利用できるエリアが限定され、特定の場所でしか利用できない」と指摘する。

 今回発表した「Pocket WiFi」に関して、「無線LAN機器をより広いエリアで利用可能にする、3Gと無線LANの間を埋める製品」と紹介するとともに、「いろいろつながる、いつでもつながる。」とアピールした。

 主な利用シーンについては、30代男性がPCや無線LAN機器を使った複数台の利用を挙げるが、親子や兄弟などが「Pocket WiFi」を複数台の機器で利用するシーンも想定する。ガン社長はまた、「本体が小型であるため、ポケットや小型バックに入れて気軽に持ち運ぶこともできる」と述べ、屋内外で活用できると紹介した。


「Pocket WiFi」を利用して、全国90%超のエリアで無線LAN機器が利用可能になるとアピール 個人または家族で複数台機器の利用を想定する ポータブル家電の普及にも弾みがつくと期待する

 なお、イー・モバイルではデータ通信サービスを対象に、前々月のデータ通信量が300GB以上だったユーザーを対象に通信速度を制限する対策を実施している。「Pocket WiFi」の場合、複数台の機器から利用が可能になるため、PCからデータ通信アダプタを利用場合と比べてデータ通信量が増加しやすいと考えられる。

 この点に関して、ガン社長は「データ通信量はユーザー平均で月間2GB程度で、大半のユーザーは数百MBから1GB程度におさまっている」と説明。「一般的な使い方であれば、『Pocket WiFi』で複数台の機器を使っても制限の対象にならないのではないか」と述べた。なお、ガン社長によれば「月間で300GBや500GBを超えるユーザーも一部いるが、ほとんどの場合はサーバーを接続してデータ通信しているケースである」とした。

新料金プランや佐藤ありさ起用の新CMも発表

新CMに起用された佐藤ありさ

 発表会では合わせて、データ通信機器向けの300MBの無料通信分を含めた新料金プラン「バリューデータプラン」を発表。月額料金は契約種別ごとに異なり、最も安い「ベーシック(年とく割2)」の場合で、月額2580〜5580円。また、下り最大21Mbpsの対応機器向けの「バリューデータプラン21」は月額3580〜6580円。どちらもパケット通信量は1パケット0.0105円。

 ガン社長は「コストパフォーマンスを重視したプラン」と紹介。「『Pocket WiFi』を使ってゲーム機やiPod touchをインターネット接続したいユーザーに対して、1番おすすめできるプランではないか」と述べた。

 また、10月30日からテレビ放送を開始する新CMも発表された。新CMは、雑誌「セブンティーン」のモデルとしても活躍するタレントの佐藤ありさを起用し、テレビショッピング風にイー・モバイルのサービスを紹介する内容となっている。

 発表会に出席した佐藤は、「これまでブログの更新は携帯電話が中心だったが、これからはイー・モバイルのデータ通信カードを使ってネットブックからも更新したい」とコメント。また、CM撮影にあたっては「素の自分のままで撮影にのぞんだ」と述べた。


バリューデータプランの月額料金例 他のデータプランとの比較 新CMはテレビショッピング風にイー・モバイルのサービスを紹介する

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(村松 健至)
2009/10/29 14:14  
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