「Lunascape 6.0」β版公開、アドオンを複数同時に実行する機能


Geckoアドオンを複数同時に実行した画面
アドオンをフローティングさせ、独立したウィンドウとして扱うサイドバーガジェット機能

 Lunascape株式会社は11日、Webブラウザの次期バージョン「Lunascape 6.0」(コードネーム“ORION”)のβ版を公開した。対応OSは、Windows 7/Vista/XP/2000およびWindows Server 2003。同社サイトから無償ダウンロードできる。

 Lunascape 6.0では、従来のバージョンから対応していたInternet Explorer(IE)アドオン、Lunascapeアドオンに加え、Firefoxアドオン(Geckoアドオン)にも対応し、“トリプルアドオン”を実現。α版を10月14日に公開していた。

 今回のβ版では、サイドバーで表示するタイプのGeckoアドオンを複数同時に実行する機能を追加した。これにより、例えば、ウィンドウの左右、下、フローティングサイドバーでさまざまなアドオンを表示して利用できる。

 また、新規タブ生成時のインターフェイスやアプリケーションのチューニングなどを改善し、α版と比べ全体的な体感速度の向上も図ったという。「Geckoアドオンインストール後のブラウザ再起動はα版と比べおよそ200%の速度向上を実現した」とのこと。

 このほか、サイドバーの自動表示設定をオフにしていても自動的に表示されてしまう不具合や、サイドバー下にあるウィンドウ設定をクリックしても何も起きない不具合など、α版に寄せられた56件の不具合や要望に対処した。

 さらに同日、10カ国語に対応した“世界版”も公開した。言語によって公開しているバージョンが異なり、英語版ではLunascape 6.0βを、他の9言語(イタリア語、韓国語、スペイン語、中国語など)ではLunascape 6.0αを用意する。


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(野津 誠)
2009/11/11 13:09