NTT東、Android搭載フォトフレーム「光iフレーム」モニター募集
NTT東日本は12日、無線LANと「フレッツ光」を利用した情報配信サービスの提供に向けた実証実験と、無線LAN対応のデジタルフォトフレーム「光iフレーム(仮称)」を開発したと発表した。
情報配信サービス実証実験の実施期間は、2009年12月上旬~2010年3月31日まで。モニター募集は11月12日から11月30日まで。専用Webページから申し込める。
対象は、NTT東日本の営業エリア内でブロードバンド回線(フレッツ光ネクスト/Bフレッツ/フレッツADSL)を契約し、無線LAN環境も使用できるユーザー。なお、他社ブロードバンド回線契約者も応募できる。
実証実験では、約1000名のモニターが「光iフレーム」の無償貸与およびコンテンツの無償利用が受けられる。モニターは「光iフレーム」で提携企業が提供するニュースや天気などの生活密着情報、レシピやチラシ、口コミ情報など、自分が興味のあるコンテンツを専用のウィジェットとしてダウンロードできる。提供企業は、現時点で読売新聞や、ウェザーニューズ、ジョルダン、凸版印刷などが参加している。
無線LAN対応のデジタルフォトフレーム型端末「光iフレーム」のOSには、Googleが中心となって開発・提唱する携帯電話向けプラットフォーム「Android(バージョン1.5)」を採用。本体には7インチワイド型の感圧式タッチパネルを搭載する。本体サイズは約120×約190mm×約35mm(高×幅×厚)、重量は約450g。
対応無線規格はIEEE 802.11b/g。有線インターフェイスは搭載せず、ネットとの接続は無線LANのみで行う。無線LANセットアップシステム「WPS」ボタンを本体に搭載する。対応セキュリティはWEP(64bit/128bit)、WPA(TKIP/AES)、WPA2(TKIP/AES)。
メモリはSDカード/USBに対応。バッテリーはACアダプタを使用し、ACアダプタを外した後の駆動時間は1時間程度。標準機能として、音楽再生機能(スピーカー搭載)、カレンダー機能、アラーム機能などAndroidに標準搭載している機能が利用できる。ただし、Androidマーケットは利用できない。
NTT東日本では、サービス開発の背景として、ブロードバンド市場の拡大には「ユーザーが便利さを実感できるアプリケーション・コンテンツに加え、簡単に操作できる端末が必要」とし、独自調査で最も利用意欲が高かった20~30歳代の女性をターゲットに開発を進めるという。サービスの開始は2010年度上期を目指す。
情報配信サービス開発イメージ | 「光iフレーム」利用イメージ |