アイ・オー、外出先アクセスやDLNA 1.5に対応したNAS
「LAN DISK Home Sシリーズ」 |
アイ・オー・データ機器は、外出先からインターネット経由でアクセス可能で、DLNA 1.5やBitTorrent機能などを備えたLAN接続型HDD「LAN DISK Home Sシリーズ」を12月上旬に発売する。標準価格は、HDDが3.5インチの「HDL-Sシリーズ」の500GBモデルが1万7640円、1TBモデルが2万3205円、1.5TBモデルが2万7720円。HDDが2.5インチで、500GB容量の「HDLP-S500」が2万1000円。
「LAN DISK Home Sシリーズ」は、外出先からインターネット経由でアクセス可能な「Remote Link」機能をサポートした製品。Windows 7環境では、製品添付のクライアントソフトとDLNAに対応した「Windows Media Player 12」を組み合わせて、本製品や自宅LAN内にあるDLNAサーバーに保存したコンテンツもインターネット経由で再生できる。
DLNA 1.5に対応したDLNAサーバー機能では、デジオンのメディアサーバーソフト「DiXiM Media Server 3」を採用。「DiXiM Media Server 1」を採用した従来モデルと比較して、MPEG2-TS形式の動画やFLAC形式の音声コンテンツの配信に対応した。なお、「LAN DISK Home Sシリーズ」は著作権保護技術「DTCP-IP」には非対応で、デジタル放送などの著作権保護されたコンテンツは利用できない。
「LAN DISK Home Sシリーズ」ではまた、BitTorrentダウンロード機能、本体USBポートにつないだUSB接続型の複合機などをLAN上で共有できる「net.USB」機能を新たに搭載。「net.USB」は、サイレックス・テクノロジーのUSB仮想化技術を利用した機能で、30日間の無料試用が可能。継続して利用したい場合には、アイ・オーの直販サイト「ioPlaza」にて980円で販売されるアクティベーションキーを購入する必要がある。
機能面では加えて、iTunesサーバー機能、本体をPCのUSBポートに繋いでUSBストレージとして利用できるモードも用意。本体設定時には、PCとUSB接続してネットワーク設定を完了できる「LAN DISK Easy Setup」機能も備えた。
本体インターフェイスは共通で、有線LANが10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T×1ポート、ホスト用USB 2.0×1ポート、PC接続用USB 2.0×1ポートを搭載。対応OSはWindows 7(64/32bit版)/Vista(32bit版)/XP/2000およびMac OS X 10.4以降。
3.5インチHDDを搭載する「HDL-Sシリーズ」の本体サイズは、約42×195×147mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.4kg。2.5インチHDDを搭載する「HDLP-S500」の本体サイズは約126×130×26mmで、重量は約350g。
合わせてアイ・オーでは、「HDLP-S500」と同一筐体を採用する「HDLP-Gシリーズ」向けに、「LAN DISK Home Sシリーズ」と同等機能を提供する新ファームウェアを11月末以降に無償で公開する。
HDL-Sシリーズ | 本体背面 |
HDLP-S500 | 本体背面 |