インターネット通販、週3回以上の利用で男性は減少、女性は増加


 通信販売業の業界団体である社団法人日本通信販売協会は18日、インターネット通販の利用実態調査の結果を公表した。

 調査は2009年9月25日~28日の期間で、2009年1月以降にPCからインターネット通販を行ったユーザーを対象とする。サンプル数は男性540名、女性540名の計1080名。年代別では、20~29才、30~39才、40~49才、50~59才に分かれ、各年代ごとに男性135名女性135名の計270名で分けられている。

 PCでのネット通販の利用頻度は、「月1回程度」が最も多い33.8%、続いて「月2~3 回程度」27.9%、「年に数回以下」20.9%となった。2008年に実施した同様の調査と比較し、ほぼ横ばい状態となっている。

 「週に3回以上」利用するユーザーは5.1%存在し、20代が最も多い。男性の場合は全年代において、2008年の調査と比較し、横ばいか減少する結果となった。女性の場合は全年代において2倍以上増加している。

 ネット通販の購入金額(月平均)は、「5000円以上1万円未満」が最多の34.9%、次いで「5000円未満」33.6%、「3万円以上5万円未満」24.4%となった。「5000円以上1万円未満」と「5000円未満」を合計した「1万円未満」利用者は68.5%となり、2008年と比較し4.7ポイント増加。「1万円未満」利用者の中では20代女性が79.3%と最も多い結果となった。また、3万円以上購入するユーザー層の中心は、2008年の調査と同様の40代男性となった。

PCでのネット通販の利用頻度ネット通販の購入金額

 ネット通販で購入した商品では、「本・雑誌・コミック」が50.7%で最も多く、続いて「食料品/飲料(酒類を除く)」38.7%、「レディース ファッション・靴」27.5%となった。「本・雑誌・コミック」と「食料品/飲料(酒類を除く)」は2008年の調査でも上位に入っており、日本通信販売協会では「ネット通販で購買する商品として固定化しつつある」と分析している。

 また、ネット通販で最近購入した商品を知るきっかけについては、「インターネットサイト」が全体の約6割となる59.3%で最も多く、次いで「実際のお店で見て」10.8%、「カタログ通販雑誌」10.7%となった。


ネットで購入した商品最近購入した商品を知るきっかけ

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(村田 奏子)
2009/11/19 17:13