「Google Wave」国内開発者コミュニティの発足パーティーが開催
グーグルの石原氏 |
グーグルは26日、次世代コミュニケーションプラットフォーム「Google Wave」に関する日本のデベロッパーコミュニティ「Google-Wave-API-Japan」のキックオフパーティーを開催した。パーティーには約80名の開発者が参加して、情報交換などを行っていた。
「Google Wave」は、2009年5月に米Googleが開催したイベント「Google I/O」で発表されたプラットフォーム。Webブラウザ上で他ユーザーとのリアルタイムコミュニケーションが可能で、チャットやドキュメント共有、ゲームやガジェットなどが利用できる。9月30日には、招待状を送付したユーザーを対象にしたパブリックベータ版が公開された。なお、一般公開日は未定となっている。
26日にキックオフパーティが開催された「Google-Wave-API-Japan」は、「Google Wave」で提供されるAPIに関する情報交換を目的としたデベロッパーコミュニティ。当初は、Googleから「API Expert」認定を受けた開発者2名をコミュニティリードに、グーグル社員2名がサポートエンジニアとして支援する体制で活動する。グーグルによれば、11月26日時点のコミュニティ参加者は約300名という。
グーグルのデベロッパー アドボケイトの石原直樹氏は、「Google Waveの発表直後にGoogle本社で開催されたイベントでは日本人も多く参加しており、注目度の高さが伺える」と述べるとともに、日本国内でも開発者による自主的な勉強会が開かれている点などを紹介した。また、コミュニティリードの1人であるシーサー株式会社の安藤靖氏は「Google Waveと同様に『Google-Wave-API-Japan』もはじまったばかり。Google Waveと一緒にコミュニティも成長していければと思う」と抱負を語った。
このほかパーティー中には、安藤氏やGoogleスタッフなどによる「Google Wave API」やAPIを使ったガジェットなどを紹介する「ライトニングトーク」コーナーも実施された。
シーサーの安藤氏 | 約80名がパーティーに出席した |
Google Wave発表からこれまでの流れ | ライトニングトークも実施され、API概要なども紹介された | ロボットAPIとチャットしているところ |