仮想空間「meet-me」、ヨドバシと共同で家電を期間限定販売


 3Dバーチャルコミュニティ「meet-me」を運営する株式会社ココアは2日、ヨドバシカメラと共同で、「meet-me」を介した商品販売を12月25日までの期間限定で実施する。

 販売する商品は、「meet-me」内にある「ヨドバシカメラ秋葉原店1F」に展示。12月25日までの期間中、デジタル一眼レフカメラカメラや液晶テレビ、Blu-rayレコーダなどのデジタル家電をはじめとした約50品目を販売する予定だ。実際に商品を購入する場合には、ポップアップ表示されたウィンドウ記載のヨドバシカメラのコールセンター電話番号に電話(通話料は無料)して、注文手続きを進める必要がある。なお、将来的には「meet-me」からシームレスに注文できるシステム連携も検討する。

 購入した商品には、ヨドバシカメラのポイントサービス「ヨドバシゴールドポイント」に加え、「meet-me」で利用できる仮想通貨「MMP」も付与される。また、ニコンのデジタル一眼レフカメラを「meet-me」を通じて購入した場合には、シャッター音も再現したアバターアイテム「3Dデジタル一眼レフ・アイテム」をプレゼントする。


meet-me内の「ヨドバシカメラ秋葉原店」外観店内イメージ

 meet-me内では、ヨドバシカメラの店員が実際にアバターを操作して、ユーザーからの買い物相談を受け付けるほか、Q&A掲示板も設置する。また、テキストや静止画、動画による商品情報に加えて、3Dオブジェクトを使って商品をさまざまな角度から見られる機能も用意する。

 ココアとヨドバシカメラでは、今回の取り組みを通じて、3D仮想空間内に設けた店舗での購買行動を把握したい考え。将来的には、既存の販売チャネルと並ぶ存在として、3D仮想空間内の店舗が成長することを期待しているという。

 なお、両社では「meet-me」の「MMP」を、ヨドバシカメラの「ヨドバシゴールドポイント」に交換できる提携を2009年1月より実施している。


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(村松 健至)
2009/12/2 14:33