TikiTiki、個人向け衛星ブロードバンドサービスを開始


 TikiTikiインターネットを運営する株式会社エヌディエスは、通信衛星を利用した個人向けのインターネット接続サービス「TikiTiki-SAT(仮称)」を2010年1月中旬以降に開始する。月額料金は5975円。

 「TikiTiki-SAT(仮称)」は、下り最大2.5Mbps、上り最大512kbpsの通信が可能なサービス。BBSAT株式会社の衛星ブロードバンドサービスを利用したもので、通信衛星にはスカパーJSATが保有する「Superbird-B2」を使用。周波数帯はKaバンド帯(30/20GHz)を利用する。サービス可能エリアは、小笠原諸島地域を除いた日本全国。

 月額料金は5795円。初期費用は専用機器(室外アンテナと衛星モデム)を月額1470円でレンタル利用する「機器レンタルプラン」と、機器を買い取る「機器買取プラン」で異なる。「機器レンタルプラン」の初期費用は3万9375円で、「機器買取プラン」の初期費用は26万2500円。

 エヌディエスでは、「TikiTiki-SAT(仮称)」について、固定ブロードバンド回線が物理的、コスト的に敷設が難しい地域での利用に適していると説明。また、総務省が2010年度を目標にデジタル・ディバイドゼロ地域解消を掲げている点をあげ、自治体への導入提案なども進めるという。加えて、通信事業者向けのホールセールサービス「ISP-SAT(仮称)」の提供も予定する。


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(村松 健至)
2009/12/8 12:23