総務省調査、NTT東西のブロードバンド契約数シェアは51.1%


ブロードバンド契約数の事業者別シェアの推移

 総務省は25日、2009年度第2四半期(2009年9月末)における電気通信事業分野の競争状況およびシェアに関する四半期データを公表した。

 ブロードバンドサービス全体の契約数は、2009年9月末時点で前期比1.3%増の3132.2万件。事業者別シェアを見ると、NTT東西が前期比0.5ポイント増の51.1%と増加傾向が続いている。以降はソフトバンクBBグループが13.2%、イー・アクセスが7.8%、KDDIが4.0%。

 回線別に見ると、FTTHの契約数は前期比4.0%増の1651.9万件。事業者別シェアは、NTT東西が0.1ポイント増の74.3%、電力系事業者が前期と同じ9.4%。また、KDDIは0.3%増の7.6%だった。なお、導入物件別のNTT東西シェアは、「戸建て+ビジネス」が77.9%、「集合住宅」が69.1%。

 DSLサービスの契約数は、前期比3.0%減の1050.5万件と減少傾向が続いている。事業者別シェアは、ソフトバンクBBが38.5%、NTT東西が35.2%、イー・アクセスが23.3%。

 IP電話サービスの利用番号数は、前期比3.2%増の2158万件。内訳は0AB~J番号が6.6%増の1282万件で、050番号は1.5%減の876万件。番号別のシェアは、0AB~J番号ではNTT東西が69.6%、KDDIが13.9%、ケイ・オプティコムが5.9%。050番号では、ソフトバンクBBが44.0%、NTTコミュニケーションズが34.3%、KDDIが6.4%となっている。


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(村松 健至)
2009/12/25 17:29