米MS、Xbox 360のオンラインサービス「Xbox LIVE」を拡充
FacebookやLast.fm、Twitterと新たに連携
Xbox LIVEではFacebookなどとの連携を発表 |
米Microsoftは1日(米国時間)、「Electronic Entertainment Expo(E3)」の会期前日に開催した「Xbox 360 E309 Media Briefing」で、Xbox 360のオンラインサービス拡充や新コントローラなどを発表した。いずれも日本での展開や発売時期は未定。
Xbox 360のオンラインサービス「Xbox LIVE」では、SNS「Facebook」や音楽SNS「Last.fm」、一言コミュニケーションサービス「Twitter」との連携施策を発表。Facebookとの連携では、連携ソフト「Facebook Connect」を使って、Xbox 360からゲームのスクリーンショットや最新情報をFacebookにアップロードが可能。EA Sportsのゴルフゲーム「Tiger Woods PGA TOUR」も次回作で対応する予定だ。
Last.fmとの連携は、Xbox LIVEの有料サービス「ゴールド メンバーシップ」の加入ユーザーが対象で、Xbox 360を通じてLast.fmが持つ百万曲以上をストリーミング再生できる。また、Twitterとの連携では、Xbox 360からTwitterへのメッセージ投稿や返信などが可能になる。
Facebookの利用イメージ | こちらはTwitter |
Xbox LIVEでの動画配信サービスでは、新たに解像度が1080pで、音声が5.1chサラウンドのコンテンツを配信予定。テレビ番組や映画作品を配信する「ビデオ マーケットプレイス」に関しては、提供地域を8カ国から18カ国に拡大。ただし、拡大地域に日本は含まれていない。このほか、2009年秋をめどに「Zune Video」で提供する動画コンテンツについて、Xbox 360での再生にも対応させる。
また、2009年夏から秋にかけてXbox 360のシステムアップデートも予定する。このアップデートを通じて、Xbox 360のゲームをXbox LIVEを通じて配信する「Games on Demand」、アバターアイテムを販売する「Avatar Marketplace」、ゲームコンテンツを5段階で評価できる「User Ratings」を新たに追加。システムアップデートの新機能は、詳細は未定だが日本でも対応する予定だ。
合わせて発表会では、新たな操作方法を提案する機器「Project Natal(コードネーム)」が明かされた。RGBカメラや深度センサー、マイク、専用ソフトを動作させるカスタムプロセッサを内蔵した機器で、コントローラを手に持つことなく、手を動かしたり、腰をひねったりして、Xbox 360のソフトをプレイできるという。
Zune VideoをXbox 360上で利用可能になる | 北米向けサービス「Netflix」では、Xbox LIVE Partyを使って最大7名との映画視聴やチャットができる |
Avatar Marketplace | Project Natalの説明では、スティーブン・スピルバーグ監督も登場した |