MS、無料セキュリティソフト「Security Essentials」ベータ版
「Microsoft Security Essentials」のサイト |
米Microsoftは23日、無料セキュリティ対策ソフト「Microsoft Security Essentials」のベータ版を公開した。現時点では英語版、簡体字中国語版、ポルトガル語版が公開されており、米国、英国、イスラエル、中国、ブラジルのユーザーのみが利用可能とされている。対応OSはWindows 7/Vista/XP。
「Microsoft Security Essentials」は、これまでマイクロソフトが有料で販売してきたセキュリティ対策ソフト「Windows Live OneCare」の後継製品として、マルウェア対策機能のみを無料で提供するもの。コードネーム「Morro」として開発が進められてきたもので、Windows Live OneCareの販売は終了する。
Microsoftでは、セキュリティ対策ソフトを無料で配布する理由について、新興国などではマルウェア対策が十分に進んでいないことから、ユーザーに対してソフトを無料で提供することで、セキュリティ対策の効果を上げることが目的だとしている。
現時点では、ベータ版の配布数は7万5000ユーザーまでとされており、日本語版などは今後の対応になるとしている。
2009/6/24 16:59