ニフティ、「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」を開催
intel、UQ、ニフティ3社がジョイマンからの指令を遂行
ニフティは26日、「@nifty WiMAX」を利用したイベント「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」をお台場で開催した。イベントでは吉本興業所属のお笑い芸人「ジョイマン」が参加し、WiMAX回線を利用してSkypeのビデオチャットなどを行った。
■ジョイマン池谷は「アナログ人間。PCは持っていません」
「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」の参加者。前列はニフティチーム。後列は左からINTELチーム、ジョイマンの高木晋哉と池谷和志、UQチーム。 |
「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」はニフティが運営するライブハウス「TOKYO CULTURE CULTURE(東京カルチャーカルチャー)」で開催された。登壇したジョイマンの池谷和志は、「僕はアナログ人間。PCは持っていません」と挨拶。また、相方の高木晋哉は「PCは持っているけど全然使っていない。YouTubeで自分の動画を見るだけ」と語り、池谷が「ほんと自分大好きですからね」とコメントした。
「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」のルールは、ジョイマンの高木が会場付近のチェックポイントを経由して逃走し、各ポイントに設置されたWiMAX内蔵のノートPCから、Skypeのビデオチャットで会場にヒントを送信。そのヒントを頼りに、intel、UQコミュニケーションズ、ニフティの3チームがチェックポイントを探すというもの。
各ポイントでは、ジョイマンからWiMAX回線を利用した指令が出題される。指令を実行し、最もポイントを獲得したチームが勝者となる。
会場では設置されたスクリーンに各チームのWebカメラ映像などを表示。開始当初は5分ほど外部と回線が繋がらないトラブルがあったものの、先に出発したジョイマンの高木が「ジョイマン登場、もっぱら上の上」というネタで等身大ガンダムを背景に映し出されると、会場から歓声が沸いた。
会場には特設サイトで募集した約60名の一般観覧者が集まったほか、同サイト上で、会場からストリーミング形式による生配信も実施。Twitterとも連携し、スタッフによる実況コメント「ただいまぁぁぁーただいまぁぁービールは生!!(ジョイマン高木)」なども投稿された。
「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」に参加したジョイマン | 会場に設置されたモバイルWiMAX内蔵PC | イベントのルール説明 |
■各ポイントではWiMAX回線によるビデオチャット中継を実施
会場では、各チームが移動する間にもそれぞれのチームとのビデオチャットが行われたほか、「人が集まってこない」というジョイマンの高木に池谷から「ラップやったら見てくれるんじゃない」などのネタ振り、会場に残った池谷とのSkypeを経由したコントなどのパフォーマンスが行われた。ビデオチャットの映像はベストエフォート形式の配信で、時折映像が乱れる箇所もあったが、映像および音声はさほどストレスなく配信された。
各チームはりんかい線「東京テレポート」駅から「国際展示場正門」駅に向かう形で移動。第1ポイントの「りんかい線バスターミナル」、第2ポイントの「夢の大橋」、第3ポイントの「ビッグサイトオブジェ」で、各ポイントでの指令に挑戦した。
第1のポイントで出題された指令は、PCでInternet Exploreを立ち上げ、Web上に複数枚用意された画像の中で容量が重いと思われる画像5枚をダウンロードするというもの。
第2のポイントの指令は、「飛んでる飛行機」など指定のキーワードを含む写真を制限時間内にデジタルカメラで撮影するというもの。デジタルカメラはスタッフが回収し、撮影した写真は写真共有サービス「Picasaウェブアルバム」にアップロードされた。
第3のポイントの指令は、「35.361476,138.730888」など、表示された緯度/経度の数字から、Googleマップを利用して場所を探し出すというもの。富士山やジョイマンの出身地である神奈川県の青葉台など5カ所が出題された。第3の指令に回答した後は、UQ WiMAXのコマーシャルにちなみ、「ルービックキューブを解きながら会場へ戻る」という指令も下された。
イベント開始時は、等身大ガンダムが設置されているお台場地区・潮風公園から中継。当初は5分ほど回線が繋がらず、ジョイマン高木が映し出されると会場から歓声が沸いた | 「ジョイマン」の高木からの通信。池谷「ほんとにキモいな」 | 各チームともWebカメラを装備する |
第2ポイントのNIFTYチーム。写真を動画モードで撮影してしまうハプニングも | 各チームの写真はPicasaにアップロードされた | 緯度と経度から地名を調べる第3ポイントの指令ではGoogleマップ「ストリートビュー」のデモも |
■ジョイマン高木「こんな画期的なイベントは他にない」
各チームが会場に戻ると、獲得ポイントの集計が実施された。ポイント総計は、第1の指令でダウンロードした画像の総容量が最も大きかったUQが最多となり、続いてintel、ニフティの順となった。しかし、ジョイマンの高木が自身の持ちネタの振り付けと絡め、「1分以内に振った歩数計の数字」を優勝条件として提案。ジョイマンの高木に加え、3チームから各1名が選出され、歩数計の数値を競った。
総合優勝は156回を計測したニフティチームが獲得。“WiMAXといえば速い、早いといえばカップ麺”として、カップ麺1年分が授与された。イベントの感想を求められたジョイマンの池谷は「PCを買おうと思った」と話し、高木は「こんな画期的なイベントは他にない。時代を作っているなと感じた。ありがとうこきんとう!」とコメントした。
「WiMAX VS ジョイマン お台場IT鬼ごっこ」は、モバイルWiMAXの認知度を高める目的で開催された。「@nifty WiMAX」は、インテルやKDDIなどの出資により設立された会社「UQコミュニケーションズ」のモバイルWiMAX回線を使い、ニフティがMVNO方式でWiMAX接続サービスを提供する。
各チームにはWiMAX内蔵ノートPCを配布。“INTELチーム”には東芝の「dynabook UX/27JBLMA」、“UQチーム”にはPanasonicの「Let'snote F8」、“NIFTYチーム”にはオンキヨーの「SOTEC C204A5」が配られ、イベントでの全通信はモバイルWiMAX回線を利用して行われた。
Twitterでのネタ披露も実施 | 優勝を競う歩数計対決。NIFTYチームが156回、UQチームが152回、INTELチームが127回。ジョイマンの高木は143回だった | 会場には使用したモバイルWiMAX内蔵ノートPCが並べられた |