ビクター、YouTubeに転送できる約95gのビデオカメラ「ピクシオ」
「PICSIO」利用イメージ |
日本ビクターは25日、家庭用ビデオカメラの新シリーズ「PICSIO(ピクシオ)」を発表。第1弾としてYouTubeアップロード機能やiTunesへの動画転送が可能な「GC-FM1」を9月下旬に発売する。約95gの本体は胸ポケットに入る携帯電話サイズで、色はブラック/ブルー/パープルの3色。オープンプライスで、店頭想定価格は2万円前後。
「GC-FM1」は、最大1080pの動画撮影や最大8Mの静止画撮影に対応したビデオカメラ。本体とPCをUSBコネクタで接続し、本体内蔵のソフトウェア「MediaBrowser LE」をPCにインストールすると、撮影した動画をYouTubeやiTunesへ転送できる機能を搭載する。なお、動画転送機能はHD画質での転送には対応せず、標準画質での転送となる。「MediaBrowser LE」の対応OSはWindows Vista/XP。
カメラ部は1/3.2型のCMOSセンサーを搭載し、デジタルズームは4倍。記録方式は動画の場合でMPEG-4 AVC/H.264、音声はAACとなる。有効画素数は動画で203万画素、静止画で799万画素。記録媒体はSDカードまたはSDHCカードに対応する。
動画モードは1080p(30fps)/720p(60fps)/VGA(60fps)/QVGA(30fps)の4種類。静止画モードは、3264×2448ピクセル/2592×1944ピクセル/1600x1200ピクセル/640×480ピクセルの4種類が選択できる。8GBのSDHCカードを利用した場合、1080pの動画モードで約5時間42分の録画、3264×2448ピクセルの静止画モードで約3480枚の撮影が可能。
本体サイズは約53×約97×約17mm(幅×高×厚)、重量は約95g(ストラップ、メモリーカード含)。本体にはHDMI端子、ミニUSBポート、3.5mmミニプラグなどを搭載する。内蔵バッテリの最大稼動時間は、動画撮影で連続約1時間約1時間36分、静止画撮影で約48分。
日本ビクターでは、ファミリーユース中心だった従来のビデオカメラ市場について、動画共有サイトやSNSへの普及を背景に「撮影の手軽さや素早いアップロード機能が求められている」とし、操作の簡単さ”や“機能のシンプルさ”を重視した若年層向けの製品として「PICSIO」を発売したとしている。
合わせて日本ビクターでは、「GC-FM1」限定モニター販売を同社Webページより実施。各色500名の募集で、募集期間は9月25日11時から10月6日17時まで。応募方法は購入希望価格の入札制となり、下限価格1万4900円から上限価格1万9800円の範囲で入札し、入札金額が高い順に500番目のユーザーまでが購入できる。
「PICSIO」シリーズ。左から「GC-FM1-B」(ブラック)、「GC-FM1-A」(ブルー)、「GC-FM1-V」(パープル) |