Opera、ブラウザをサーバー化する「Opera Unite」ベータ版を公開
「Opera Unite」機能を搭載したOpera 10.10 beta |
Opera Softwareは14日、Webブラウザにサーバー機能を持たせる「Opera Unite」のベータ版を搭載した「Opera 10.10 beta」を公開した。Windows版、Mac版、Linux版などが用意されており、Operaのサイトから無償でダウンロードできる。
「Opera Unite」は、Webブラウザにサーバー機能を組み込むことにより、クライアント同士が直接コミュニケーションを行えるようにする新技術。6月にテクニカルプレビュー版として公開されたが、今回ベータ版として一般に公開された。
Opera 10.10 betaでは、Opera Unite上で動作するアプリケーションとして、Webサーバー、ファイル共有、写真共有、メッセンジャー、メディアプレーヤー、メモなどが利用可能。例えばファイル共有サービスでは、ユーザーが共有したいフォルダを選択すると固有のURLが割り当てられ、外部からのアクセスが可能となる。公開するフォルダが自分のノートPC「notebook」にあり、Opera IDのユーザ名が「taro」である場合、そのアドレスは「http://notebook.taro.operaunite.com/file_sharing/」となる。
また、ユーザーが新たにOpera Unite上で動作するアプリケーションを作成することも可能で、アプリケーション開発者に向けた情報も公開されている。
Opera 10.10 betaでOpera Uniteを利用するには、「Opera ID」へのユーザー登録が必要。Opera 10.10 betaの画面で左下にあるOpera Uniteボタンを押し、Opera IDを入力して、「Opera Uniteを有効にする」をオンにすることで利用可能となる。