eBookJapan、「Windows phone」向けの電子書籍サービスを開始


 イーブックイニシアティブジャパン運営の電子書籍販売サイト「eBookJapan」は12日より、「Windows phone読書サービス」を開始した。PC向けWebサイトで販売されている電子書籍を、Windows Mobile搭載携帯電話「Windows phone」に転送し、追加料金負担なく閲覧できる。販売価格は作品によって異なるが、一般的なコミックは420円前後。

 Windows phone読書サービスの対象となる電子書籍は、約2万5000タイトル(うちコミックが2万1000)。購入タイトルをオンライン保存するサービス「トランクルーム」にいったん預け、認証した機器へ再ダウンロードすることで閲覧できる。「トランクルーム」には2台までの機器を登録可能。なお講談社、角川書店など一部出版社から発行されている作品については、現在Windows phone読書サービスの対象外となっている。

 トランクルームからのダウンロードは無線LANなどで行える。近日中にはWindows Mobile端末から直接電子書籍の購入が可能なサイトを開設予定という。

 電子書籍の閲覧に必要な専用ソフト「ebi Reader」もWindows Mobile対応版が新たに公開された。画面のシングルタップやフリックでページ送り・戻り、またダブルタップで画像拡大・縮小用スライドバーが表示される。

 サービスの利用推奨環境はWindows Mobile 6.1以降、解像度WVGA(800×480ドット)以上かつフルタッチパネルのディスプレイ、メモリ512MB以上、およびInternet Explorer Mobileが導入済みの端末。さらに3G通信環境も必須とされているため、「WILLCOM 03」では利用できない。現在はNTTドコモの「docomo PRO series T-01A」、ソフトバンクから12月中旬以降発売される予定の「dynapocket SoftBank X02T」などが適合している。


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(森田 秀一)
2009/11/12 14:11