3Dキャラが常駐して最新情報を通知する「ローズきゃらり」


「ローズきゃらり」(パトラ=セレネ)。取得した最新情報をキャラクター上部にポップアップで表示し、Checkをクリックすると、該当のWebページを表示する

 株式会社フェイスは26日、3Dで描画されたキャラクターがデスクトップに常駐して最新情報を通知するサービス「ローズきゃらり」を開始した。当初はオンラインゲーム「ローズオンラインレジェンド」のキャラクター2体が購入できる。利用はローズオンラインの会員登録を行ったのち、1キャラクターにつき、30日ごと200円(ゲーム内通貨で20pt)が必要。

 キャラクターは3Dで描画され、デスクトップに常駐。「ローズオンラインレジェンド」のサーバーから配信されるゲームアップデート情報や新商品などの最新情報を、ポップアップ通知する。システムは株式会社エイチアイが開発した「CHAR@re(キャラリ)」を利用する。

 デスクトップ上の作業状況を判断し、初期設定では起動中のアプリケーションとキャラクターが重なった場合、キャラクターが消える設定となっている。また、事前に特定のアプリを登録することで、該当アプリを利用している際にはアプリを避けて動き回るアクションや、特定アプリ起動時に自動でキャラクターをアイコン化することも可能。

 選択できるキャラクターは魔法使い風の「パトラ=セレネ」、格闘家風の「ヴィナス=ネフェルティティ」の2種類。「ローズきゃらり」専用サイトでクライアントソフトをダウンロードして利用する。

 今冬には、テキストファイルや画像ファイルをキャラクターに直接ドロップ操作することで、メーラーを起動することなく、あらかじめ設定した携帯電話のメールアドレスなどにファイルを添付したメールを送信する機能を実装する予定だ。また、声優を起用した音声合成機能やユーザーとの対話機能の提供も予定する。

 フェイスは、自社で運営する「ローズオンラインレジェンド」にて、映画「パコと魔法の絵本」や、ご当地キャラ「せんとくん」など外部キャラクターとのコラボレーションを実施している。今後はこれらのコンテンツを「ローズきゃらり」として提供していくという。対応OSはWindows 7/Vista/XP。

「パトラ=セレネ」(左)、「ヴィナス=ネフェルティティ」(右)「ローズきゃらり」を起動させたところ
アプリを避けながらデスクトップ上を動き回るさまざまなアクションを起こす

関連情報


(村田 奏子)
2009/11/26 15:56