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USB給電&持ち運びOKのスイッチングハブ!

バッファロー「LSW-TX-3EP/CU」


 バッファローの「LSW-TX-3EP/CU」は、10BASE-T/100BASE-TXの有線LANインターフェイスを3ポート備えた小型スイッチングハブ。一般的なACアダプタによる電源供給に加え、専用USBケーブルでの給電にも対応するのが最大の特徴だ。「PCさえあればどこでも使えるハブ」の使い勝手を実際にチェックしてみよう。

外出先でノートPC2台を有線LAN接続したい際に便利な製品

バッファローの3ポートスイッチングハブ「LSW-TX-3EP/CU」。標準価格は2394円

 有線LANポートが3個だけという仕様を見ると、LSW-TX-3EP/CUに対してやや機能不足な印象を受ける人もいるだろう。しかし、本体サイズは77×46×24mm(幅×高×奥行)、重量も約55gと、筐体が非常に小型化されており、“携帯型スイッチングハブ”の表現が相応しい製品だ。

 個人用途で想定するのは、やはり出張先の宿泊施設などだろう。最近のビジネスホテルはほぼすべて、客室内での有線LANによるインターネット接続サービスを提供しているといって差し支えない。

 こうした環境で、複数のノートPCを使って有線LAN接続したい場合や、ツインルームで2人同時にネット閲覧したい場合などに、LSW-TX-3EP/CUはうってつけというわけだ。また、バッファローでは、ネットワーク回線の工事現場でも利便性が高いとアピールしている。

 外出先で利用する場合、電源コンセントの数も気になるところだ。ホテルを例に考えてみると、デスク周辺には空きコンセントが1つしかないケースもある。ノートPCや携帯電話の充電器を繋ぐだけでいっぱいになり、電源タップを用意しなければスイッチングハブの電源を確保できない可能性もある。

 そうした場合でも、LSW-TX-3EP/CUであれば安心できる。小型ACアダプタが標準で同梱されるほか、USBポートと接続して使うタイプの給電ケーブルも付属しているからだ。ノートPCには通常、USBポートが2〜3個用意されているので、接続先の確保は容易だろうし、何よりACアダプタを持参しないですむメリットもある。

 スイッチングハブと言えば成熟しきったジャンルの製品だけに、LSW-TX-3EP/CUのパッケージ内容もごく簡素。取扱上の注意をまとめた説明書、ACアダプタ、USB給電ケーブル(長さ30cm)、LANケーブル(同50cm)が同梱されており、必要最小限といった印象だ。ちなみに製品カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類が用意されている。


製品パッケージ 電源ケーブル接続口(左側)。ACアダプタ、USB給電ケーブルいずれもココに接続する

電源接続口の反対側にはLANポートが2つ 本体裏面にはマグネット

小型ACアダプタ、USB給電ケーブル、LANケーブルなどが付属する ICカード「Suica」とサイズを比較してみた。LSW-TX-3EP/CUのほうがやや小ぶり

裏面マグネットで固定可能。付属ケーブルの長さにはやや注意

実際に接続してみたところ。付属ケーブルの長さが短めなので、取り回しをあらかじめ検討しておくと良い

 取り扱いでも難しい部分はほとんどない。ホテル客室内備え付けのLANケーブル(インターネット回線)をハブ本体に接続すれば、残る2ポートにPCを接続できる。自宅でルータを運用していたり、オフィスなどで日常的にPCを利用するレベルのユーザーであれば、抵抗なく使用できるだろう。

 本体の背面にはマグネットが備えつけられているので、スチール製品の側面に取りつけることも可能だ。ハブとしては比較的おなじみの仕様だが、設置のバリエーションが一気に増えるため、外出先でも無駄にはならないはずだ。

 実際に製品を試用してやや気になった部分は、付属ケーブル類の長さだ。ACアダプタの電源ケーブルは十分な長さだが、USB給電ケーブルは30cmとかなり短く、USBポート周辺にハブ本体を設置することが条件になる。ノートPCは左側面もしくは右側面にUSBポートがある都合上、マウスの操作スペースや資料類を置きたいスペースにハブも置かざるを得ない可能性があるのだ。

 また本体は55gと軽量なため、LANケーブルが動いた際に設置した場所から移動してしまう場合がある。USB給電かどうかに関わらず、小型スイッチングハブであるが故の短所もあらかじめ理解しておいたほうが良いだろう。


通信時にはLEDが点滅する 裏面マグネットを使えばスチール製品の側面などに固定可能。上手に活用したい

外出時の“万一の保険”に

 LSW-TX-3EP/CUは小型筐体、USB給電対応という特徴はあるものの、スイッチングハブ的には極めてオーソドックスな製品だ。今回は、出張先ホテルでの利用を想定した話を進めたが、自宅などで常設する用途にも十分対応できるだろう。ACアダプタも付属して標準価格も2394円と、一般的な5ポートハブと比べて価格的に不利ということもない。

 ホテル客室内でのインターネット接続を考えた場合、近年であれば無線LANアクセスポイント自体を持ち込むという選択肢もある。ただ、いくら小型になったとはいえ持ち運び荷物が増加するし、USB給電に対応した製品も多くはない。LSW-TX-3EP/CUは荷物量を抑えるといった意味でもかなり現実的な“万一の保険”と言える。

 繰り返しになるが、実際の運用にあたってはケーブルの長さについてあらかじめ検討しておこう。USB給電ケーブルは専用品だが、LANケーブルは当然ながら汎用的な仕様。巻き取り式LANケーブルなどを別途用意しておき、柔軟に対応したい。またACアダプタ自体小ぶりなので、念のために持参するのも1つの手かもしれない。


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(森田 秀一)
2009/8/19 11:00  
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