2007年03月30日

ケンコーに感謝

 ミノルタがコニカと合体したと思ったらサクッと写真事業から撤退し、多くのカメラマンを焦らせた。何しろ、ヒッジョーに多くのプロカメラマンが使っていた露出計がミノルタ製。カラーメーターなんかもそうですな。そんなド定番製品が供給されなくなった。

 けど、これはケンコーが引き継ぐっぽい、てなニュースが流れた。のだが、モノがなかなか出てこない。知り合いのカメラマンの方にミノルタ・コニカミノルタ・ケンコー・露出計のキーワードで話をすると、誰もが「なんか心配だよねえ」と。中には本格的に心配するカメラマンもあって、在庫があるうちに予備を買うのだ備蓄するのだ!! と少々躍起になっている方も。

 でも、ちゃ~んとケンコーから出るみたいですな。露出計やカラーメーター。スポットメーター付きのフラッシュメーターも出るみたい。ともかく、このニュースを読んで「ホッ」としているプロの人が多いような気がする。でも、もうちょっとデザインを変えて出して欲しかったような気も。

 個人的に「ホッ」としたのは、KCM-3100というカラーメーターの発売(ていうか復活!?)。デジタルカメラ時代になってから、コレがやっぱヒジョーに役立つのだ。むしろ露出計よりカラーメーターの使用頻度が高い。

 撮影結果を即確認できるので、デジカメにおいて、露出計はそーんなに必須な感じではない。もちろんプロの人には必須だと思うが、俺とか露出違ってたら撮り直せばいいや、とか考える。ので、露出計で厳密に露出計測とかってあまりやらない。

 一方、カラーメーターは超便利。被写体に注ぐ光の色温度を測れるんですけど、計測して得た色温度をカメラに設定しておくと、(光源にもよるが)非常に正しい発色が得られる。と、後の処理がラク。レタッチで色味を調整するといった作業がほとんど必要なくなる。結果、作業効率がすごーく高まる。

 もちろん、デジカメのみでも(ある程度高機能な機種なら)正しい色温度調整=良好なホワイトバランスを得られるが、カラーメーターがあるとその測定作業も超ラクに。ストロボ撮影にも対応するので、やっぱり専用ハードウェアは便利だなぁ、と。

 この便利なカラーメーターが、一時、供給されなくなった。ので、拙者的にも微妙な気分だったが、今後はケンコーから買える。てなわけで、まずは一安心な気分。

ミノルタのカラーメーター。世界的にも数少ないカラーメーターのひとつだが、その性能はトップクラスと言われていた。ケルビン単位での色温度表示を行える=数値をそのままデジカメに対して設定できる。こっちはミノルタの露出計。露出を計測できる装置なンだ!! これら露出計やカラーメーターは、ケンコーから出る新型とクリソツだなぁと思った。スポットメーター付きのフラッシュメーターも……。

投稿者 : 11:00 | トラックバック [ デジカメ/DV ]

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