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2005年06月28日

公衆無線LANを低価格に使いこなす

 編集部 甲斐です。

 ライブドアが発表した低価格の公衆無線LANサービス「D-cubic」ですが、その週のニュースアクセスも1位と3位がD-cubic関連で、低価格で使える公衆無線LANはユーザーのニーズも高いようです。ここで、定額ではないものの、その付きの基本料金を低価格に抑える私なりの方法をご紹介してみたいと思います。

 まずは大手の公衆無線LANサービスを列挙してみました。

【有料系】
HOTSPOT(NTTコミュニケーションズ)
Mzone(NTTドコモ)
無線LAN倶楽部(NTTBP)
モバイルポイント(日本テレコム)
Bizportal(理経)
エアポートネット(成田国際空港)
フレッツ・スポット(NTT西
【無料系】
Yahoo! BBモバイル(ソフトバンクBB)
FREESPOT(FREESPOT協議会)
※フレッツ・スポットは東西でサービスが異なる

 Yahoo! BBモバイルは現在のところ登録のみ無料。一方のFREESPOTは、お店ごと設定は異なりますが、基本的にはその店舗のお客さんは無料で使えるので、このあたりは割愛します。

 有料の公衆無線LANサービスですが、まず1つ目のお勧めは無線LAN倶楽部のライトプランです。これは月額315円で1回(24時間)の利用料を含んでいて、2回目以降はそのつど315円が課金されるサービス。無線LAN倶楽部の定額プランが1,575円なので、月4回までの利用であればライトプランがオトクです。

 実はこのライトプラン、基本料金とは別に課金されますが、モバイルポイントが1回315円、Mzoneが1回420円で、さらにBizPortalは無料で使えるのです。つまり、無線LAN倶楽部のアカウントを持っていれば、1つのアカウントで4サービスが使えることに。いざというときに使えない! という保険代わりにも便利です。

 ただし、これでは大手のHOTSPOTが使えませんので、ここで@niftyのIDを取得します。@niftyのIDはクレジットカードの登録が必要ですが、月額基本料金自体は一切無料。そしてこのIDを取得することで、HOTSPOTが1分8.4円から利用できるほか、HOTSPOTのエリアとして成田国際空港のエアポートネットも利用できます。ちなみに特定プロバイダーの制限なく月額基本料金が無料でHOTSPOTが利用できるのは、現在のところ@niftyのみです。

@nifty: ホットスポット料金プラン
http://www.nifty.com/setsuzoku/hotspot/price_list.htm

 @niftyのIDでは、モバイルポイントも1分8.4円で利用できます。モバイルポイントを短時間しか使わないのであれば、無線LAN倶楽部ではなく@niftyのIDで使うといいでしょう。

 @niftyのIDを使う場合ですが、HOTSPOTは1日500円の「1DAY PASSPORT」も携帯電話・PHSから購入できます(携帯電話からの購入はクレジットカード課金)。@niftyのIDを使う場合、60分を超えると504円と割高になりますのでご注意を。同様にモバイルポイントは、38分で319.2円となり、無線LAN倶楽部が安価になります。

 残すところはNTT東西のフレッツ・スポットですが、こちらはローミングを実施していないので、残念ながら別々に契約するほかありません。このあたりはどれだけ自分の使うエリアにサービスがあるかを確認しておくといいと思います。

 なお、いずれのサービスも、SS-IDやWEPキーを準備しておかなければ実際には利用できません。各サービスとも、地域にかかわらずSS-IDやWEPキーは共通ですので、メモに書いておいて持ち歩くといいでしょう。

投稿者 甲斐祐樹 : 2005年06月28日 21:38

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