【東京ゲームショウ2009】
「FF XIII」など、大手各社が冬商戦の新作タイトルを出展


 24日に開幕した「東京ゲームショウ2009」の会場では、大手ゲームメーカー各社が年末以降に発売予定のタイトルを大々的に展示している。スクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XIII」をはじめ、期待作の試遊コーナーには大勢の来場者が詰めかけていた。

「FINAL FANTASY XIII」体験版を出展するスクウェア・エニックス

 スクウェア・エニックスのブースでは、PS3向けに12月17日発売予定の人気シリーズ最新作「FINAL FANTASY XIII」の体験コーナーに注目が集まっていた。24日は関係者招待日であったが、開場間もない10時40分頃には、すでに40分ほどの待機列ができており、期待の高さを伺わせた。なお、9月24日にはゲーム配信サービス「ゲームアーカイブス」で、1999年にPS向けに発売した「FINAL FANTASY VIII」の配信を開始。価格は1500円となっている。

 ブースではまた、PS3やXbox 360、PC向けのTPS(3人称シューティングゲーム)「フロントミッションエボルヴ」もプレイアプルで出展。これまでシミュレーションRPGとして展開してきたシリーズだが、本作はアクションシューティングという位置付け。射撃のほか、ローラーダッシュで一気に間合いを詰め、近接攻撃を仕掛けるアクションなどが実際に試せた。価格や発売日は未定。

 同じく、PS3やXbox 360、PC向けタイトルとして、現代戦をモチーフにしたFPSとして前評判が高い「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」の映像デモが上映。このほか、「光の4戦士 -ファイナルファンタジー」などニンテンドーDS向け作品も展示されている。


スクウェア・エニックス「FINAL FANTASY XIII」の試遊コーナーは、やはり注目度が高いようだ

コナミは「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」を大々的に展示

赤が基調のコナミブース

 コナミのブースでは、小島プロダクションのPSP向け新作「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」を大々的に展示している。大型トレーラー風のセットに囲まれた試遊スペースでは、さまざまなゲームモードを体験可能だ。

 この作品は、体験版のダウンロードサービスを実施中。手持ちのPSPを持ち込めば、自由にダウンロードして、場所や時間をずらして楽しむことができる。

 またPSP向けの恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル4」だが、ゲームショウ初日は主に関係者向けの限定公開となっていた模様。26日と27日の一般公開日には、幅広い来場客が実際に試遊できる見込みという。


ブース内には「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」の体験コーナー人気サッカーゲーム「ウイニングイレブン」を楽しむ人も多かった

「ファンタシースターポータブル2」を出展するセガ

 セガブースでは映像出展、パートナー企業の開発タイトルをはじめ、数多くの作品を展示中。オンライン対応タイトルとしてはPS3向けの「龍が如く4」や、Wii/ニンテンドーDS向けの「ぷよぷよ7」などがラインアップされている。

 このうち、12月3日発売のPSP用アクションRPG「ファンタシースターポータブル2」は、ゲーム機を持ち込んだアドホック通信モードに加え、全国規模で協力プレイが可能な「インターネットマルチモード」に対応した。また、ゲームモードは協力プレイだけに限らないようで、拠点を占拠しあうチーム対戦風のモードが会場では実際に遊べた。

 このほか、「BAYONETTA(ベヨネッタ)」「End of Eternity」のPS3/Xbox 360向け作品、PSP用シミュレーションRPG「戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校」なども出展されている。


キャバクラ嬢(?)との記念撮影を実施していた「龍が如く4」ファンタシースターポータブル2の試遊スペース。中は暗くなっているので、画面をしっかり視認できる

その他メーカーも注目作多数

カプコンブースで展示中の「ロストプラネット 2」

 カプコンでは、PS3/Xbox 360向けのアクションシューティングゲーム「ロストプラネット 2」をプレイアブル出展中。今作ではオンライン対戦に加え、4人協力してキャンペーンモードをプレイすることも可能になった。このほか今冬発売予定のWii「バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ」でもオンライン要素が盛り込まれる。映像出展のみだが、Wii向け対戦格闘ゲーム「TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS」は新たにWi-Fi通信対戦が可能になる。

 バンダイナムコゲームスのブースでは、アーケードゲームとして人気の対戦格闘「鉄拳6」を展示中。10月29日の発売を控えるPS3/Xbox 360版の双方が用意され、実際に体験プレイも可能になっている。また、「ドラゴンボール レイジングブラスト」も同じく、PS3/Xbox 360版双方が発売。オンライン要素も盛り込まれる予定という。こちらの発売日は11月12日だ。

 合併後初のゲームショウ参加となるコーエーテクモホールディングスでは、Wiiで発売予定のシリーズ最新作「戦国無双3」に注目が集まっていた。10月1日発売予定の「真・三國無双 MULTI RAID Special」はPSP版からPS3/Xbox 360への移植作だが、通信プレイに対応。各ゲーム機のネットワーク機能を契約済みなら、追加負担なしでネットワーク協力プレイが可能になっている。


バンダイナムコゲームズでは「鉄拳6」キャラクターの大型フィギュアなどを展示戦国無双3が人気だったコーエーテクモホールディングス

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(森田 秀一)
2009/9/24 21:01