イー・モバイル、データ通信端末での国際ローミングを6月に開始


3G/GSMの双方に対応した「D21LC」

 イー・モバイルは、データ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」の契約者向けに、6月1日から国際ローミングサービスを開始する。

 イー・モバイルでは従来、電話サービスの契約者向けにパケット通信を含めた国際ローミングサービスを提供していた。今回、EMモバイルブロードバンドでも国際ローミングの提供を開始し、事前に申し込みを行なえば海外でもイー・モバイルのデータ通信端末を使ったパケット通信が可能になる。

 パケット通信料は従量制で、最初の25KBまでが50円(一部地域は50KBまで)、以降は1KBごと2円(いずれも非課税)。月々の利用限度額は最大5万円になる。なお、プリペイドサービス「EMチャージ」では国際ローミングは利用できない。

 提供エリアは、米国や欧州、中国、韓国、タイ、香港、台湾をはじめとした25地域の31事業者。通信方式は3G(W-CDMA:2.1GHz)およびGSM(900/1800/1900MHz)で、事業者ごとに採用する通信方式が異なる。

 対応端末は、3GとGSMの双方に対応するD12LC/D21LCと、3Gのみ対応するD11LC/D12HW/D21HW/D22HW/D23HWの合計7端末。なお、国際ローミングサービスの利用にあたっては、USIMカードの交換が必要にある場合がある。


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(村松 健至)
2009/5/25 16:09