「iPhone 3G S」発表、iPhone OS 3.0は6月17日リリース
iPhone 3G S |
米Appleは、iPhoneの新モデル「iPhone 3G S」を発表した。日本では6月26日に発売される。米国では一足早く6月19日に発売される予定で、価格は16GBモデルが199ドル、32GBモデルが299ドル。これに伴い、現行の8GBモデルは99ドルに値下げされる(いずれも2年契約の場合)。ボディカラーはブラックとホワイト。
日本国内ではソフトバンクモバイルから26日に「iPhone 3G S」が発売される予定で、価格など詳細は今後案内される。
iPhone 3G Sは、従来のiPhoneよりも2倍程度処理速度を高速化。OpenGL ES 2.0をサポートし、高品質な3Dグラフィックスを表示できる。加えて、電池の持ちも改善されたほか、通信方式として下り最大7.2MbpsのHSDPAをサポートする。
カメラ機能では、動画撮影も行えるオートフォーカス対応の300万画素カメラを搭載する。オートフォーカスではピント、露出、色、コントラストを自動調節し、自動マクロフォーカス機能によりクローズアップの写真も自動的にピントが調節される。オートフォーカスは画面をタッチしてフォーカスポイントを指定することも可能。動画撮影機能ではトリミングが可能な編集機能も備えている。
電子コンパスも内蔵され、ユーザーが向いている方角を自動的に表示可能。GPSによる現在位置表示と連携するほか、「Maps」アプリとも統合された形で利用できる。
ボイスコントロール機能により、音声で発話や保存した音楽ファイルの検索、音楽再生機能の操作が可能。
搭載OSは、コピー&ペーストやMMSなどに対応したiPhone OS 3.0。iPhone内やメール、カレンダーの内容を検索できる機能や、メールやメモ、ブラウザで利用できる横表示対応のソフトウェアキーボードを備えている。加えて、Appleのサービス「MobileMe」と連携することで、紛失したiPhoneの現在地を表示する機能や、遠隔操作でデータを消去できる機能も利用できる。
なお、現行のiPhoneユーザーは、6月17日よりiPhone OS 3.0へ無償でバージョンアップが可能となる。iPod touchユーザーは9.95ドルでバージョンアップが可能。