PS3、最新ファームウェアで「DTCP-IP」をサポート


PS3新モデル「CECH-2000A」

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は21日、家庭用ゲーム機「PlayStation 3(PS3)」で9月1日に公開予定のファームウェア「バージョン3.00」について、アップデート内容の詳細を公表した。

 「バージョン3.00」では、著作権保護技術「DTCP-IP」を新たにサポート。これにより、HDDレコーダなどメディアサーバー上に保存した、著作権保護されたデジタル放送番組などの再生がネットワーク経由で可能になる。なお、DTCP-IPの利用にあたっては、インターネット経由での認証手続きが必要になる。

 「インターネットブラウザー」機能では、メニュー内に「このページを印刷」と「スクリーンショットの保存」の2項目を追加。「ビデオ」機能では、動画コンテンツの再生中にワイヤレスコントローラの右スティックを使った、早送り/早戻し操作が可能になる。加えて、HDDに保存する動画コンテンツの言語設定と音声設定にも対応する。

 サウンド設定では、音声の同時出力機能を追加。これにより、HDMI出力や光デジタル出力、AVマルチ出力に対して音声の同時出力が可能になる。また、「フレンド」機能のメッセージ作成画面などで、画面キーボードが表示される場面でテキストのコピーが可能になった。

 このほか、PS3の新モデル「CECH-2000A」を発表した8月19日に告知されたとおり、「XMB(クロスメディアバー」のデザインリニューアルなども合わせて実施される。

 なお、「CECH-2000A」では、ソニーのデジタルテレビ「BRAVIA」とHDMIケーブルで繋いだ際に、テレビのリモコンを使ってPS3の「XMB(クロスメディアバー)」を操作できるなどの「ブラビアリンク」機能に対応。また、音声面では「Dolby TrueHD」および「DTS-HD Master Audio」のビットストリーム出力にも対応する。


「バージョン3.00」ではXMBのデザインリニューアルも実施される

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(村松 健至)
2009/8/21 11:57