BIGLOBE、ポータルトップにTwitter枠を新設。国内ポータル初


トップページに「Twitter」枠を新設した

 NECビッグローブ(BIGLOBE)は7日、米Twitter社と資本・業務提携するデジタルガレージの支援・協力を受けて、BIGLOBEトップページで「Twitter」枠を新設するなどのサービスを開始した。国内ポータルサイトのトップページにTwitter枠を設置するのは今回が初としている。

 「Twitter」枠は、BIGLOBEトップページの右側にあるパーソナルツール欄に設置。TwitterのIDとパスワードを入力することで、BIGLOBEトップページ上で自分がフォローするユーザーが投稿した最新メッセージが表示されるようになる。また、Twitterへの投稿やフォローユーザーを含めたメッセージの一覧表示、投稿者別のメッセージ表示などが可能な専用サイト「ツイっぷる」も開設した。

 加えて、12月下旬にはInternet Explorer 6以降向けのツールバー「BIGLOBEツールバー」で、Twitter連携機能の実装を予定。これにより、ツールバー上からメッセージの投稿や閲覧が可能になる。

 このほか、検索サービス「BIGLOBEサーチ」で、検索キーワードに関連するTwitterのメッセージを検索結果ページ右側に表示するようになった。また、BIGLOBEが運営する各種ポータルサイトでの取り組みも開始し、第1弾として映画ポータルサイト「シネマスクランブル」で、映画作品の紹介ページで作品名などを含んだメッセージを表示するコーナーを設置した。

 BIGLOBEは、今回のTwitterに関連したサービス提供を通じて、BIGLOBEの利用者拡大と媒体力強化を実現したい考え。今後はNECグループが持つ日本語処理・分析技術のTwitterへの活用、さまざまなな機器向けのTwitter連携サービスの提供も進める方針。こうした取り組みによる広告収入増加などを通じて、今後3年間でポータルサイトとして5億円の売上増加を目指すとしている。


「ツイっぷる」の画面イメージ

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(村松 健至)
2009/12/7 15:35